暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep38ランスターの弾丸は全てを撃ち抜く〜My answer〜
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ゃんを幻影で包囲。それと同時にあたしを含めた幻影の一斉射撃。お兄ちゃんは両手に持った白銃と黒銃の銃口を幻影のあたしに向けた。それはつまり本物と偽物の区別がついていないってことになる。まだ確証じゃないけど、もしそうだったら勝率は高くなる。

――誰が知る其が終の果て――

――嗚呼、目醒めよと声がする――

白銃からは10発くらいの魔力弾、黒銃からは黄色い砲撃が放たれた。それで幻影の魔力弾のほとんどは消されたけど、本命の本物(あたし)の魔力弾はそのままお兄ちゃんに直撃。

「@ΞΩ買オЖ3*h$w∵?!!?」

直撃を受けたお兄ちゃんの白コートは弾け飛ぶ。柱の1基に背中から叩きつけられて、ドサリと力なく倒れ込んだ。これで勝ちならどんなに楽か。だけど、そんなに甘くなんてない。俯いたままのお兄ちゃんがスッと立ち上がる。同時に身体中から黒い影が沸き上がってきた。お兄ちゃんは苦しいのを耐えるように、背を預けている柱を黒銃の刃で斬りつけてボロボロにする。

「アレが、ゲヴァルトゼーレ・・・!」

お兄ちゃんの両腕と2挺の銃が影と完全に同化して、どこか魅力のあった2挺の銃は禍々しくなった。お兄ちゃんが顔を上げてあたしの方を見た。背筋に悪寒が奔る。お兄ちゃんの顔で、あんな虚ろで異色の目をしていてほしくない。

――誰が知る其が終の果て――

「っ!」

白銃(もう白じゃないけど)をあたしに向けてきて、瞬時に魔力弾を数発撃ってきた。“クロスミラージュ”がシールドを展開してくれたから直撃は免れたけど、撃ったと同時にお兄ちゃんは跳んで、あたし居る天井裏まで上がって来て、目の前に立った。数cmも無い距離で目が合う。お兄ちゃんの目に映るあたしの顔は怯えていた。無意識的にバックステップで距離を開ける。

「♂3ckЖГ01yyp??」

お兄ちゃんも一足飛びで追いついて来て、影そのものと言ってもいい黒銃を振るって、眼のような模様が浮かぶ刃を奔らせる。咄嗟にダガーモードにしたままの“クロスミラージュ”を交差して受け止めるけど、あまりに力が強くて、「きゃ・・・っ!」弾き飛ばされて天井から落下。

「っと・・・!」

でも何とか四肢を着いてギリギリで着地。顔を上げると、白銃をあたしに向けているお兄ちゃんが視界に移る。体勢を整える前に魔力弾を撃った。回避?防御?間に合う?どうしよう?

≪Protection≫

“クロスミラージュ”がプロテクションを張ってくれた。だけど3発目で壊されて、足元に1発、右肩に1発掠めた。

――ヴァリアブルバレット――

痛みに耐えて、魔力弾を連射しながらその場から離脱する。だけどお兄ちゃんはそれを防ぐでもなく避けるでもなく、まともに受けた。それでも平然と立っているのを見て、並の魔力弾じゃ
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