第173話 一夜を過ごすのはどこ?
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いる『謎の少女』だったのだ。『謎の少女』の手には情報検索魔水晶が握られていた。
?「感謝してよ。世界の危機の予言をしてあげたんだから。」
そう言うと、『謎の少女』は情報検索魔水晶の電源を入れた。するとすぐに、とある映像が映し出された。映像には先程ショールが見た『予知』と同じ黒い大砲の絵が映し出されていた。
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『ドムス・フラウの地下にて―――――』
大魔闘演舞の会場であるドムス・フラウの地下には大昔竜王祭で戦った竜達の墓場がある。
その更に地下深くに、銀色の台座に置かれた巨大な黒い大砲があった。ショールの『予知』や情報検索魔水晶の映像では分からなかったが、大砲には太くて長い黒いチューブが繋がれていた。チューブは地上―――会場の地面―――に続いている。そして、黒い大砲の中央部に、赤い術式が日捲りカレンダーのように時を刻んでいた。
『『極悪十祭』まで、残り5日 120時間27分09秒』
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『『蜂の骨』のAチームの部屋にて―――――』
ショールがAチームの部屋に入った時には、そこにいるメンバーが全員何かを覗いていた。
マ「あっ!やっとショールが来た。」
ト「遅かったですね。」
ル「どうかしたの?」
ショ「ううん。何にも無い。」
ショールは『予知』で見た事を未だに誰にも言っていない。いや、このまま誰にも言わないつもりなのだろうか?
ショ「ところで、何皆で見てるんだ?」
ショールが問うと、
ユ「先週の週刊ソーサラーだよ。」
グ「ルーシィの鞄の中身をあさっていたハッピーが見つけたんだ。」
当の本人であるハッピーはルーシィに両頬を抓られている。
先週の週刊ソーサラーは青い天馬特集で、ページの7割が青い天馬の魔道士達の写真や青い天馬の事が書かれていた記事で埋め尽くされていた。グラビアのモデルも、青い天馬特集と言う事でジェニーが載っていた。今皆が読んでいるページはすでに終盤で、「彼氏にしたい魔道士ランキング」や
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