第173話 一夜を過ごすのはどこ?
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グ「意味分かんねぇよ・・・」
その時、
ショ「!うっ・・・・」
ショールが小さな呻き声を上げて額を押さえた。
マ「ショール?」
ユ「どうしたの?」
近くにいたマヤとユモが声を掛ける。
ショ「い・・いや・・・何でも無い・・・・」
何でも無くなかった。この時、ショールはまた『予知』であるものを見てしまったのだ。しかも、以前『予知』で見たものとは違う。
ショ「(今の・・さっきの女が言っていた事と関係あるのか・・・?)」
ショールは視線をシャルルに移す。が、
ウェ「シャルル、『極悪十祭』って何?」
シャ「何で私が知ってるのよ?」
シャルルは極普通にウェンディと話していた。
ショ「(まただ。また、シャルルは見ていない。俺にしか、見る事が出来ない『予知』なのか・・・?)」
ショールが『予知』で見たあるもの。それは――――――――――
銀色の台座に置かれた巨大な黒い大砲――――――――――
黒い大砲から撃たれた物体が地面を貫き、ドムス・フラウの会場で爆発する物体――――――――――
ショ「(あの黒い大砲が置かれている場所・・・ドムス・フラウの地下か!?)」
ショールはドムス・フラウを振り返る。盛り上がっていた昼のドムス・フラウがまるで嘘だったかのように夜は静まり返っていた。
エ「ショール、どうしたんだ?」
ショ「!エ、エルザ・・・」
エルザの声にショールは我に返る。
エ「早くしないと皆に置いて行かれるぞ。」
いつの間にかナツ達の姿はどこにも無かった。すでに『|蜂の骨』のAチームが泊まっている部屋に向かったのだろう。
ショ「分かった。今行く。」
ショールはもう一度ドムス・フラウを振り返ると、足早にエルザの後を追い、『蜂の骨』へと入って行った。
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『『蜂の骨』の屋根の上で―――――』
ショールが『蜂の骨』へ入って行ったのを見届けると、少女はスクッと立ち上がった。青い髪の毛と黒いフレアスカートが風になびき、右耳に青い髪の毛を掛ける。先程ナツ達の前に姿を現した少女の招待は、球体型の映像魔水晶でナツ達の事を見て
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