第173話 一夜を過ごすのはどこ?
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しさで柱がミシミシッと呻き声を上げているくらいだから、この3人が大暴れしたら崩壊してしまうだろう。
ハ「別の場所に移動した方が良さそうだね。」
ナ「でもどこに行くんだよ?」
ル「外だと更にうるさくなっちゃうわね。」
考えてはみるもの、なかなか良い場所が思い当たらない。
リョ「やっぱり、大人しく宿に戻るしかねぇと思うぞ。」
さっきまでナツとグレイと喧嘩をしていたリョウが口を開いた。他に口を開く者はいない。他に良い場所が思いつかないからだ。
エ「それしか無いな。ここからだと、私達Aチームが泊まっている『蜂の骨』の方が近い。そこに移動しよう。」
マ「私達も行って良いの?」
ル「もっちろん!ていうか逆に来てほしいんだけど・・・」
ウェ「アハハハ・・・」
マ「?」
なぜか「行きたくない」とでも言うようにうな垂れるルーシィと、その様子を曖昧な笑みで見つめるウェンディを見てマヤは頭に?を浮かべる事しか出来なかった。
ショ「マスター、俺達一足先に宿に戻ります。」
マカ「おぉ。今日はゆっくり休んで、明日も頑張ってくれぃ。」
ショールが酔っ払ったマスターに許可を貰うと、AチームとBチームは森の小川を後にし、Aチームが泊まっている宿、『蜂の骨』へと向かった。
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淡い光が灯るクロッカスの街の街灯が左右平行に並んだ道を妖精の尻尾の魔道士であるナツ、マヤ、ハッピー、フレイ、ルーシィ、リョウ、グレイ、ユモ、エルザ、ショール、ウェンディ、シャルル、トーヤが歩く。
ユ「ねぇルーシィ、『蜂の骨』はどんな宿なの?」
ユモがルーシィに問うと、ルーシィは森の小川から出る時からうな垂れていた頭を更に低くうな垂れると、
ル「・・・部屋・・・・」
ユ「えっ?」
ル「だから!Aチーム全員同じ部屋なのよっ!」
どうやらルーシィはメンバーが全員同じ部屋で寝泊りする事に納得出来ないらしい。
リョ「それなら、俺達Bチームが泊まっている『豚の帽子』も同じだぜ。」
ル「えっ?」
ト「アハハハ・・・」
普通に言うリョウにルーシィは驚く。どうやら同じ部屋と言う事にあまり納得していないのはルーシィとウェンディとトーヤだけらしい。後のメンバーはそんな事全く気にしていないらしい。
ル「普通気にするでしょ・・・」
ルーシィが呆れたようにため息を
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