暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep31白き羽根が散る〜Noche Buena〜
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ィが落ちてきたのが見えた。

「レヴィ!?」

レヴィに腕を伸ばして受け止める。それが隙になってしまった。

――内を拒みし不落の羽根檻――

マルフィールとデレチョが舞い散らせた羽根による檻が、私とレヴィを捕えた。そういう効果があるのか、私の魔力が弱まってきた。これ以上最悪な事態はない。

「やられた・・・!」

歯噛みしながらも、まずは腕に抱えた意識の無いレヴィを診る。防護服のあちこちに斬られた痕。そこから覗く白い肌には焦げた跡。炎によるものじゃないのは判る。これは、雷撃による火傷跡だ。

『なのは! ヴィータ! シグナム! スバル、ティアナ、エリオ、キャロ!!』

呼びかけの念話は返ってこない。この檻によって妨害されているのか・・・

(お願い・・・誰か・・・答えて・・・!)

それとも応えられない状況に陥ってしまったのか・・・。

†††Sideシャルロッテ⇒はやて†††

シャルちゃんとボロボロのレヴィが、マルフィール隊の羽根の檻に閉じ込められた。今の状況を少し失念するほどのレヴィの有り様。レヴィがあんなことになったんなら、さっきまでレヴィが居ったはずの場所に残っとるなのはちゃん達は?と思った。

「粛清する気がないならそこで大人しく見ていろ、サフィーロ」

そやけど、親友と家族の心配をする時間すら与えてくれへんのがカルド隊。リインフォースにも復讐の炎をぶつけようとする。ルシル君はもう何も言わんくなった。諦めの表情や。

「ルシル君! お願い、リインフォースを助けて!」

無駄なことやというのは判っとる。半ば諦めてる中での懇願に、ルシル君は・・・・動いてくれた。

「・・・せめて、パートナーである私が、ノーチェブエナ、君を粛清する」

確かに動いてくれた。それも最悪な方向に。

――ライトニングバインド――

「「「「なにっ!?」」」」

「フェイト・テスタロッサ・ハラオウンか!」

「邪魔な・・・!」

そんなとき、ルシル君とマルフィール隊を捕える黄金のバインド。カルド隊はデレチョだけが捕まったけど、あと2人は自由のまんま。私は力一杯に、未だに姿が見えへんけど「フェイトちゃん!」に助けを請う。
リインフォースは、シャルちゃんとレヴィを捕える檻を破壊しようと試みてた。アカン。リインフォースはまず逃げて、と声に出そうとしたとき。

――彼方より我らが望みし裁きの刻――

私ら全員を覆うほどの大きな闇色の炎の球体。見ればカルドもイスキエルドも、捕まっとったデレチョの姿もない。直感的に理解してしもうた。カルド隊は、私らを覆うこの炎の中に居る。

「リインフォース! デアボリック・エミッションを同時に――」

苦肉の策として瞬時に思いついたんが空間
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