暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep27-Aアドゥベルテンシアの回廊 〜First Battle Line 1〜
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シールド》――

近接封じのシールド。ドゴン!と、とんでもない音を出しつつ、アレッタ三佐の突進を防いだ。もしシャルちゃんのカートリッジが無かったら、今ので私は終わってた。すぐさまアレッタ三佐を捕えるためのチェーンバインドが発動。だけどアレッタ三佐はそれより早くに離脱したことでバインドから逃れた。

(疾い。バインド単発じゃ捕えきれそうにないかな・・・)

バインドの単発発動じゃおそらく捕まえきれない。戦術を練っていかないとダメだ。それなら、アクセルシューターと“ブラスタービット”を操作して相手を誘導する。シャルちゃんと組んで、初めてフェイトちゃんと戦った時の戦術だ。

≪Accel Shooter≫

いつも通りのアクセルシューター・・・じゃない。明らかに大きさが違う。ヴィータちゃんのコメートフリーゲン並に大きい。それに魔力光もいつもの桜色じゃなくて白に近い。さっきのフォトンスマッシャーやバインドは普通に見えたのに、シューターだけ激変。

≪神秘とは思っていた以上に強い力のようです。振り回されないように注意しないといけませんね≫

“レイジングハート”が冷静に分析。確かに今の私はよく判らないかなりの高揚感を得ている。リンカーコアが活発を通り過ぎて暴走しているような、でもそれが何だか心地よかったり。たった1発のロードでこれだ。複数、連続でロードしたら、シャルちゃんの言った通り何が起こるか判らない。もしかしたらレヴィのブースト3のようにブッ飛んじゃうかも。あれはちょっと遠慮したい。

「でもこれならいける!」

巨大シューターをアレッタ三佐に向けて8発射出。同時に“ブラスタービット”3基も向かわせる。そして最後の4基目の“ブラスタービット”を奇襲用に使うために上空に待機させておく。

「なるほど。フライハイトが味方に付いたことで、魔族に対処できる術を手に入れたということか」

管理局員としてじゃなく魔術師としてのシャルちゃんの情報が漏れている。だからこそアレッタ三佐は、私が対処してきたことにも驚きを見せなかったわけだ。シャルちゃんが魔術師だってことを知っているのは、私たち六課とそれに近い人たちだけ。その中にテスタメントと通じている人は絶対に居ないのは確か。

(ルシル君から引き出したのかもしれない。記憶操作が出来るくらいだし)

アレッタ三佐は高速機動でシューターを難なく回避していく。でもまだ終わりじゃない。“ブラスタービット”からの多方向砲撃。撃つタイミングは少しだけどずらす。ルシル君に教わった術だ。

――複数攻撃時は、着弾のタイミングを同時よりずらした方が相手をより損耗させる――

着弾が同時の場合は瞬間的な防御と回避で済むけど、ずらした時は持続的に防御や回避をしないといけない。それが相手の損耗を
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