TURN142 最後の出撃その二
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「用意なんだぜ」
「了解ニダ」
「さて、それじゃあね」
「僕達もね」
台湾も兄と話す。
「点心も何でもね」
「用意しておきましょう」
「先生達の帰りが待ち遠しい的な?」
「そんな感じ的なよね」
香港兄妹も台湾兄妹と共に用意をしている。
「それじゃあ的な」
「ご馳走の用意的な」
「さて、それではです」
「私達もですね」
マカオ兄妹もここで話す。
「広東料理だけでなくです」
「他の三つの料理も」
「北京、上海、四川もある」
中国妹もその料理に追われながら言う。
「全部用意するある」
「何か大変なことになってるあるな」
「そうですね、宴を用意する方々も」
「大騒ぎよね」
リンファとランファは中国に応えながら宴の用意を見ていた。
そしてだ、その彼等にシュウ前皇帝が来て言う。
「ではな」
「あっ、万歳爺久しぶりあるな」
「お元気でしたか」
「最近どうしていたんですか?」
「隠居して普通に暮らしていたがな」
皇帝は禅譲してからは人前に出ず隠居していた、それで今は久しぶりに公の場に出て来たということなのだ。
それでだ、こう言うのだった。
「帰って来たら満漢全席だな」
「楽しみにしているある」
「では今から行ってきます」
「楽勝で勝って来るからね」
「さて、じゃああたしも色々作るからね」
ハニートラップも料理の用意をしている、既にその手には中華鍋がある。
「待っていてね」
「そういえばハニーさんはお料理も出来ましたね」
「それもかなり得意よね」
「軍を引退したらお店やるつもりなのよ」
その料理の腕と外見、人あたりのよさを利用してだというのだ。
「だから楽しみよ」
「そうですか、それでは」
「そっちも頑張ってね」
「そうするからね」
中帝国の面々も楽しく話をしていた、そして。
ダグラス達も送迎を受けていた、まずはハンナが出る彼等に言う。
「ではね、皆ね」
「頑張って来てね」
「最高の兵器を用意したから」
クーとドロシーも言う。
「帰って来たら最高のパーティーよ」
「お酒もあるから」
「楽しみにしていて」
「何か三人にこう言われるとはな」
ダグラスは三人の閣僚達の言葉にまずは苦笑いを作って返した。
「意外だな」
「そうかもね、私もそう思うわ」
「けれどプレジデントも祖国さんも行かれるから」
「キャロルも」
だからだとだ、四姉妹の面々は彼等に言うのだ。
「こうした送迎になるのね」
「本当に帰って来てね」
「待っているわ」
「安心しなさい、あたし勝つパターンしか考えてないから」
ダグラス達と共に行くキャロルはこれまで以上に明るい調子である、それは言葉だけでなく顔や仕草もだ。
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