第9話 =ロザリアってやっぱり嫌なやつ=
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内容ばっかだ。
「あ、あの…お話はありがたいんですけど…しばらくこの人たちとパーティを組むことになったので…」
そこで俺たちに振るのか…
シリカの取り巻いていたプレイヤーたちは、ほぼいっせいにこちらへと目を向ける。怖ぇよ…
「おい、あんたら…」
両手剣を背中に背負ったこの中で一番熱心に勧誘してたっぽい青年が結構威圧的な態度で話しかけてくる。
だから、そんな図体でこんな小さい子を求めないでくれ…性癖特殊すぎるだろ…
「見ない顔だが抜け駆けはやめてもらいたいな。俺らはずっと前からこの子に声かけてるんだぜ?」
「あんたらより俺らのほうが安心できるって思ったんじゃないのか?」
武器的には同士だけど正直女性を物みたいに扱うこいつにむかついた。
俺が迷いの森から帰って疲れていたのもあるだろうけど…
そしてパーティを決める決定権は全部シリカにあるわけだからそれで割り切れろよ…
「なんだとぉ…!!」
「なんなら、デュエルで決着つけるか?」
白黒はっきりさせるにはこれが一番だろう。
一応、狙ってるやつらに見られる可能性があるから本気ではやらないが。
「面倒ごとをぉ…増やすなぁ!!」
「…ふぎゃ!?」
俺が申し込むためにメニューを開いていると突然そんな声が聞こえ短剣より短い剣、投剣が投げられてきた。
ものの見事に隙だらけだった俺のこめかみに当たり俺はそのまま倒れた。
メニュー画面は強制終了、相手側もポカンだ。
「痛ったぁ…なにすんだユカ!!」
投げたプレイヤーはユカだった。
普通はもしものために、として投剣スキルがあるのだがこいつは投剣を主流としている。
片手剣はこいつにとってももしものときだ。普通逆だろ…理由は知らないけど…
「あんたが面倒ごと起こしそうだったからじゃない!!」
「んだとぉ!?」
「あ、あの!!」
俺らが口喧嘩しているとシリカが突然大声を出した。
そしてさきほど俺がデュエルを申し込もうとした相手に
「あたしの方から頼んだんです、すみません!」
といい、サチと一緒に先に行ってしまった。
さっきの大声からシーンとなったその場から俺とユカは先に行ってしまった2人に追いつくため走り出した。
少し走ると、シリカとサチに追いつけた。
そこではすっかりシリカとサチが意気投合していた。だから仲良くなるの早ぇっての…
話してた内容はどうやらスイーツについてだった。
ここのケーキがおいしいって内容だけど甘いものには目がないサチが興味心身だったので
今日泊まるのはここに決定だな…
「あ、やっときたね。…そういえばシリカとユカって初めてだよね?」
「さっきは騒動の中心になってたからな。自己紹介する時間も
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