暁 〜小説投稿サイト〜
機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
第十九話 連合の闇
[1/4]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
誰もいない海岸でアレックスを尾行していたルナマリアは深い溜め息を吐いていた。
ラクスとミーアのこととか、キラという男が平然と条約違反をしていたこととか。
ルナマリアには大き過ぎることは上司に任せてしまおう。
それよりも。

アレックス『ルナマリアか?尾行はもう少し上手にするんだぞ』

ルナマリア「何で気がついたのよぉ」

セイバーに乗り込む瞬間こちらをばっちり見上げて呟いたアレックスの言葉を高性能な集音機は拾っていた。
不審な行動をとった覚えも気付かれるほど近寄った覚えもなかったのに。

ルナマリア「はあ、これも前大戦を生き残った赤の実力?それともクルーゼ隊だったから?」

ルナマリアにだって赤たるプライドはしっかりあるのだ。
項垂れたルナマリアはミネルバへ戻るべく周囲の機材を片づけ始めた。









































ミネルバへ戻ろうとしたアレックスはミネルバが既に移動し、任務に就いていることを知った。

アレックス「地球軍の……研究施設?」

施設横に停泊するミネルバのドッグへセイバーを収納し、どこか不安気な空気に近くの整備士をつかまえた。

アレックス「何かあったのか?」

「あ、はい。施設の探索を命じられてシンとレイが向かったのですが、途中でレイが原因不明の発作に襲われて、もしかしたらバイオ汚染で放棄された ところではないかと……」

アレックス「レイが…ありがとう」

「いえ」

レイの発作はおそらく彼自身の出自による可能性が高い。
バイオ汚染であればシンも同様の症状が出てるはずだ。
まずは艦長に報告をしなくてはいけない。








































アレックス「艦長。アレックス・ディノ帰艦しました」

タリア「入って頂戴」

アレックス「はっ」

部屋に入るとタリアはどこか思案顔だった。

アレックス「途中で整備士に聞きました。研究施設にてレイが発作を起こしたとか」

タリア「えぇ、シンも検査をするように言っておいたから、それで何事もなければシンとあなた、ナオトにステラ、私とアーサーも含めてもう一度探索に行こうと思うわ」

アレックス「分かりました。放棄されていたと聞きましたが」

タリア「それも最近よ」

シンの報告によると探索は入口付近で終わってしまっているが、電力はまだ生きており、最近まで使っていた形跡が各所で残されているとのことだった。

アレックス「この近辺で何かが起こった
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ