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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
第十八話 すれ違う気持ち
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ないだろう!!」
カガリ「う……」
アレックス「君がしなけりゃいけなかったのはそんなことじゃないだろ!!戦場に出てあんなことを言う前に、オーブを同盟になんか参加させるべきじゃなかったんだ!!…まさか、出兵の強要を想像もしなかった訳でもないだろう?2年前、オーブのマスドライバーの使用を強引に求めたのも、地球連合だ。……オーブを焼かないために、他国を攻める選択をしたのだろう、一度は」
カガリ「それは……」
アレックス「君は何のためにユウナ・ロマと結婚したんだ?」
カガリ「それはっ……オーブ国民の安全を図るために」
アレックス「そうだ。オーブに住む人を守るためにカガリだけでは力が足りないから、セイラン家との結婚が必要だったんだ。」
キラ「でも、アスラン。あれはカガリの意思を…」
アレックス「黙れキラ。俺はオーブ首長国代表のカガリ・ユラ・アスハと話しているんだ。もしカガリが1人の女であるのであれば、彼女にオーブ軍に命じる権利がない。権利は責任を伴う。国を動かす権利を持ったらそれ相応の責任がある。その責任の負い方がカガリの場合は結婚へと向かわせた。カガリは俺や政治に関して素人のシン達から見ても政治的知識があまりにも足りなさすぎる。国の代表は政治家だ。国の理念を叫ぶだけではない。」
キラ「アスラン!!」
アレックスのあまりの非難にキラが叫ぶが、アレックスはカガリから視線を外さない。
アレックス「君は、オーブの国民のための、結婚を拒み、オーブに帰ろうともせず、今までAAでのうのうと過ごしていたのか?オーブ軍がミネルバを攻撃するまで。オーブが連合に出兵を強制されても、オーブ軍が出撃しても、オーブ軍が連合軍と合流しても、何もせずに?」
カガリの見開かれた目が、アレックスに絶望を訴える。
カガリ「ち、違う!!あのまま戻っても、傀儡にされるだけだった!!私は、私は、オーブを守るために!!」
手を握り締めて、カガリは叫ぶ。
アレックス「それで?」
カガリ「え…?」
アレックス「さっきも言ったが、君が出て来たところでオーブが連合を裏切れるわけがないだろう。当然だ…家族や友人が暮らす自国を焼かれるのを望む馬鹿がいるものか」
カガリ「それは、それは、でも!!あのままだったら、オーブの中立の理念が…」
アレックス「国民の命と、理念。君はどちらが大切だというんだ?」
会話を交わす度に冷たくなっていくような視線に、カガリは戦慄する。
彼を見上げた視線は、恐怖にすら染まっていたかもしれない。
カガリ「それはもちろん、国民の命だ!!だ、だけど、中立を保つことで、国民の危機が減る!!お父様の意思を、オーブを守るために…!!」
アレックス「カガリ…ウズミ様の意思を守る、
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