暁 〜小説投稿サイト〜
天使舞う、この世界
NO.10 贋造魔女 千変万化鏡
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「おはよう、ルフェイ」

「あ、おはようございます。・・・・・・じゃなくて!なんで何度も叩くんですか!?」

「ビンタじゃないだけいいじゃない」

「よくないですよ!身体中痛いんですから!筋肉痛でもここまで痛くないですよ!?」

ふむ、『天使』を初めて使ったから疲れたのかな?俺の時はあんまり疲れなかったんだけどなぁ。

「休んでいるところ悪いけれど、レーティングゲームがもう少しで始まるから行く準備をしてほしいにゃ」

あら、知らないうちに夜になっていたらしい。時間の流れとは早いものだ。

「じゃあルフェイちゃんは家で留守番ね。念のためオーフィスもついていてくれるかしら?」

「ん。任せる」

俺はルフェイちゃんを所謂お姫さまだっこで抱き抱え、一階のソファーに寝かせた。

「それじゃあ黒歌、行きましょうか」

「早くするにゃ!」

急かすなよ。準備といっても服を変えるくらいなんだから。後は正体がバレないように小物を持っていくくらいだ。

さてと、レーティングゲームを見守りにいきますか。


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レーティングゲームの会場は次元の狭間にある。そこで一つ問題が起きた。

「次元の狭間ってどうやって行けばいいのかしら・・・・・・?」

「そんな大事なことを今言わないでほしいにゃ!」

「仕方がないわね。黒歌、猫繋がりで頼むわ!」

「猫繋がりってまさかドラ○もんかにゃ!?私は便利猫じゃないにゃ!」

「どのみち黒歌の空間仙術で入るのだから変わらないわよ」

「結局そうなるのかにゃ!」

というわけで、空間仙術で次元の狭間に入って、後は俺の『天翼(マルアク)』の高速移動で会場に行くことにしました。

「白音〜、怪我しないでね〜」

「間違っても介入しちゃダメよ?」

とんでもなく不安なんだぜ。



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