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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
第十七話 蘇る記憶
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、胴体だけを残し、海をに落下していくグフ…。
ナオト「ハ、ハイネ…」
ハイネ「へっ…何だよナオト…その情けない面は…」
ノイズ混じりの言葉が聞こえたがナオトの耳には入らなかった。
グフは海に落下し、爆発した。
ナオト「ハイネーーーーーっ!!!!」
アレックス「あ、ああ…」
まさか…死んだ?
前にも…前にもこんなことがあった?
赤を着込み、緑色の髪をした柔らかい表情を浮かべた少年。
そして緑を着込み、不敵な笑みを浮かべた青年。
アレックス「ミ、ゲル…ニコ…ル…」
ミゲル『死ぬなよ…』
ニコル『アスラン、逃げて……………』
次々と蘇る過去の記憶。
やったのは誰?
ハイネを墜としたのは…。
アレックスがカオスを認識した途端、種が弾けた。
アレックス「うわあああああ!!」
セイバーのバーニアを吹かしてカオスに接近するとカオスを切り刻んだ。
胴体のみ残されたカオス。
最早カオスは使い物にならないだろう。
セイバーのライフルを落下していくカオスに向ける。
キラ「アスラン!!」
止めなければ、そう思い、キラはライフルをセイバーに向けて放つ。
アレックス「ち…っ」
アレックスは舌打ちしながらそれを回避し、敵MS隊に向かっていく。
キラ「待つんだ!!」
フリーダムもそれを追い掛ける。
今のアレックスは敵に対する容赦がない。
本気のアレックスが相手ではオーブ軍に勝ち目はない。
ルナマリア「な、何なの…?」
レイ「ミネルバ、ハイネのグフが落ちた場所の特定を、特定が終わり次第ザクへ転送してください。 ルナマリア。データが来たら急いでコックピットだけでも回収するんだ。間に合わせろ」
ルナマリア「で、でも……」
レイ「連合はアレックスに任せるしかない!!」
ルナマリア「っ…分かった」
ルナマリアはMS隊に向かって行ったセイバーを心配そうに見つめた。
タリアは夢を見ているのではないかと錯覚させられた。
セイバーが擦れ違った途端に何機ものウィンダムが墜ちていく。
アストレイとムラサメも抵抗出来ずに墜ちていく。
フリーダムの射撃も逆に利用して敵MSを墜としていく。
タリア「これが戦争を生き抜いたザフトレッドということなの……?」
それともクルーゼ隊だからなのか。
かつてザフトで任務完遂率が最も高かったと言われるクルーゼ隊。
隊長であるラウ・ル・クルーゼが戦犯の1人とされたため、ザフトではクルーゼ隊の名を口にすることはタブーとなっているが、それでも
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