転生少女
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たことあるような・・・どこやったかいな?
そんな感じでアイラは考え込み始めたが、それは直ぐ後のオッサンの衝撃的な言葉で中断されることになる
「おお、マルグレーテ!この娘がか!?」
「ええ、可愛い娘ですよ?」
・・・え?娘!?
「黒髪が貴方に似ておりますわ」
「可愛いものだ・・・」
「ええ。ただ・・・男児ではございませんでした」
「よいよい、子が出来るだけでも良かったのだ!これ以上を望むのは欲張りというものだ。」
申し訳なさそうな顔をしようとする妻をオッサンは笑顔でなだめる。
そして、アイラはというと・・・混乱の真っ只中だった。
・・・え!?嘘ぉ!?俺女の子なん!?
あれか!TSちゅうやつか!読者減るけど大丈夫かいな!?
・・・そういえば、俺の名前もアイラって言うてなんか女の子っぽい思とったんやけ
どやっぱり女の子やったんか!?
しかも伯爵家で子供が出来た!?
政略結婚待ったなしやん!
アーッ♂なことになるいうことか!?勘弁してくれ!俺はそういうの大嫌いなんや!・・・百合はええけど・・・やなかった!
あわわ・・・どないしょってアレ?
そんな感じで絶賛混乱中だったエイラをオッサンはひょいと持ち上げた。
「ほ〜ら、アイラ〜、ファーターだぞ〜」
といってオッサンは髭面でゴシゴシとエイラの顔を擦りつけた。
今更ながら、アイラは赤子である。
答え。スゲエ痛い
痛ダダダダダッ!?何々このオッサン!?いきなり髭こすりつけるなや!
と、取敢えずこういうときは赤子の特権!
「ぷ・・・ぷぎゃぁプギャァm9(^Д^)!?」
「お・・・おい、泣き出してしまったぞ!?」
「お髭が痛かったのでしょう。ほ〜ら、よしよ〜し」
おろおろとするオッサンをマルグレーテは優しくたしなめ、再び抱っこをした。
危機から脱することが出来たアイラは溜息をついてようやく泣き止んだ。
それから二人はソファに座り、談笑を始めた。
アイラは親父の髭攻撃から解放されてマルグレーテの腕の中に戻ってヤレヤレと思いながら二人の話しをなんとなく聴いてみることにした。
「この度の戦いで、私もようやく大佐になることが出来た。」
「まぁ、それはおめでとうございます。」
「うむ、だが、叛徒どもは手強い。私もいつ命を落すやも知れぬ・・・」
「そのような不吉なことを仰せにならないで下さいませ」
マルグレーテがそういっている中でアイラは確かにその言葉を聴いた。
叛徒なぁ・・・反乱軍言うたら帝国軍の言う同盟軍が真っ先に思い浮かぶけども・・・そう言えば、お父ちゃんの服装もなんか銀英伝の帝国軍にそっくりやな・・・ハッハッハ、まっさかぁ〜そん
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