死者の行進
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ゾーンとの戦いの後、少々話をして俺は元の世界、元の時間に戻ってきた。
で、家に帰って来たのだが……。
「お兄ちゃん……誰よ、その人……」
ウチの妹とレイン恵が修羅場過ぎるッ。
レイン恵がなぜ家まで着いて来ているかというと、ゾーンにしたお願いが関係している。
そもそも原作知識(TF6)でのレイン恵の目的というか存在意義がチーム5D'sを見張ることである。ストーリーでは役目が終わると同時に死にかけて、赤帽子(TF主人公)のモウヤンのカレーで復活していたのだが……俺にはできそうにもない。
個人的にもレイン恵は好きなキャラなので死なせたくはない……のだが見張っていた俺には約束もあってイリアステルは干渉できなくなったので役目は終わってしまった。
だからお願いを使ってレイン恵を貰ったのだ。本人には一応意思確認は取ったから、俺は悪くねぇ!(ネタ
しかも、しっかりと人間にして、白いワンピースを着せてくれるというおまけ付き。イリアステルの技術は世界一〜(棒)
「……誰?」
「私はお兄ちゃんの妹なの。あなたは?」
「……レイン恵」
口数の少ないレイン恵に沙羅が根気よく会話を繋げ、パーソナルデータを引き出していく。だが、なぜだかだんだんと会話が怪しい方向へ向かっていく。
「なんでこの家に来たの?」
「逢魔の家だから」
「あなたはお兄ちゃんのなんなの!?」
「……奴隷?」
ヲイ。誰がそんなこと言ったよ。俺はレイン恵が欲しいとは言ったがそんな人権を奪うようなことを言った覚えはないぞ!?
確実に俺の人格が疑われるからやめてくれ。
「お兄ちゃん、本当?」
「奴隷とは一言も言ってない。ただ、彼女……レイン恵には住むところが無くてな。この家に居候させてやってくれないか?」
「……えっと……」
百面相になりながら悩む沙羅の顔を見つつ答えを待つ。
理由は分かる。あれだけわかりやすければ勘違い野郎になる余地もないし。
だが、この身体の実の妹である。俺自身は違うので恋愛対象として見ることはできるが社会的にアウトなのだ。
……ちなみにどう思ってるかは黙秘権を行使したい。
「……わ、わかったよ。でもただじゃダメ。私にデュエルで勝ったらいいよ。デュエルディスクも持ってるし、いいよね?」
やっぱりそう来るのね。
まあ、大丈夫だろう。レイン恵は強いし。
「……わかった」
デュエルディスクがあるとはいえここは室内なので、テーブルを挟んで二人は向かい合う。
俺は横でデッキを弄りながら見学だ。
「私のターン! 私は剣闘獣アンダルを召喚してカードを一枚伏せる。これでエンド!」
「……私、ドロー」
今回、沙羅は凡骨の意
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