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学校内接戦(中編その一)
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ャァァァァ!
「あ、足がぁぁぁぁぁ?」
「こんな奴殺す価値もない…二度と俺たちの前に現れるな」
「?てめぇ…俺たちを置いて行く気か?」
おいていくも何もお前らを助けるというのは眼中にない。ていうかどのみち任務は失敗したんだ。オルフェノクに殺されて終わりだろうな?
「いや玲。殺さなきゃいけない。こいつらは罪を沢山重ね、今は裁く人はいない」
「ま、待ってくれ?」
女子達もその光景を見てしまいかねなかったが友達の男子が見てはいけないと見させなかった。
「一つ教えてやる。暴力で支配して更に女の子を泣かすクズ野郎につける薬はねぇ。とな」
篤は拳銃を拾い力で支配しようとした牟呂打を殺害した。他の不良達も恐怖に怯えてやってられないと逃げてゆき泣いて帰って行った。俺たちは始めて人殺しをしたのかもしれない。ここに倒れこんでいる不良の数人はもはや死人だ。
人を殺した。けれどそれは仕方のないことだった。
殺さなければ殺される。
この時篤達12人は確信した。
もう普通なんて何の意味もないと。


「怖かったよぉぉ?」
「私…もう少しで」
女子達は犯される恐怖に脅かされていた。気が強い佐波田でも心を痛んでいた。篤も始めて人を殺した後の表情が険しく劉牙もあまりの非日常で疲れ果てていた。落ち着いて状況を整理するのは少し時間がかかった。


説明後

「つまり俺達を助けるのも目的だけど黒い渦を探すのも目的なのか?」
「ああ。もう外は崩壊しきっている。家族が生きているかどうかはもう考えてはいけないだろう。」
4人の他の友達も絶望に満ちていたが、アイリとランサー、篤達は何とか一人一人協力しあって心を落ち着かせた。篤達と他の8人は助けられた恩だから協力したいと言い。俺たちと12人全員でまた学校内に戻り、黒い渦を協力して散策した。


洗脳、力での支配そして人殺し。
俺たちはもう戻れない。
普通の日常には戻れない。
なぜならもう平穏は終わってしまったのだから。
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