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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
第十六話 蒼天の剣
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たナオトの出身にシンは目を見開いた。
アレックス「ナオトは幼い頃にオーブで起こったブルーコスモスのテロで家族を失ったらしい。家族の他に身寄りのないナオトはプラントに移住し、力のない自分を嫌悪してザフトに入ったんだ」
シン「ナオトさんが…」
アレックス「シン、割り切れ。でないとお前が死ぬ…。仲間が死ぬのは見たくない」
シン「……分かってます」
アレックス達はそれぞれの搭乗機に乗り込む。
着々と戦闘準備が進められている。
ハイネ「アレックス」
アレックス「ハイネか?」
ハイネ「どんな感じだった?」
アレックス「前にオーブ軍、後ろに地球軍の配置だった。数は…まぁ、何時も通りに多対一であることに変わりはない」
ハイネ「オーブにプラントを撃たせる、か」
アレックス「地球軍はオーブ軍を盾にするつもりなんだろうな」
オーブは地球連合に国民の命を握られている。
だから守るために前に進むしかないのだ。
ハイネ「アレックス、死ぬなよ」
アレックス「ああ、ハイネもな」
今回の戦いは最初、対空戦の出来るシン、アレックス、ナオトの3人で攻める。
次に残りのメンバーが出撃。
最初から全力でいってエネルギー切れはしたくないというアレックスとハイネ、ナオトの意見で、ハイネはステラとルナマリア、レイと共に後続として出撃することになった。
戦闘前に言っておきたいことは言った。
後は全力を出すだけだ。
メイリン『コンディションレッドに移行。パイロットは搭乗し、インパルス、セイバー、ストライクは発進準備をしてください』
メイリンのアナウンスが艦内に響き渡る。
オーブ軍との戦闘が始まる。
シン「シン・アスカ、コアスプレンダー。行きます!!」
アレックス「アレックス・ディノ、セイバー。出る!!」
ナオト「ナオト・フジワラ、ストライク。出るよ!!」
インパルス、セイバー、ストライクEが空へと駆け出した。
シン「どんだけいるんだよ」
通信越しのシンの悪態にアレックスとナオトは苦笑してしまった。
オーブ軍の主力を集めてきたのだろうか。
次々と母艦からMSが飛び出してくる。
限りというものがあるのか疑わしくなってしまう。
切り被ってくるムラサメを反射でよけ、ビームクローで切りつける。
更にビームサーベルを逆手に持ち後ろのMSを貫いた。
そして、そのままMSの群れに突っ込んでいく。
そんなアレックスの戦法を敵と切り結びながらもシンはその光景に魅入っていた。
きっと敵もそう思っている。
セイバ
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