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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
第十六話 蒼天の剣
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先任だ。シン」

シンが言いたかったのは、これから自分達が誰に従うべきなのか?ということだろう。
確かに言われて見れば、これから独自に戦闘指揮を出すことの出来るパイロットが3人いることとなる。
つまり隊長が3人いるということ。
指示を出してくれるのがどちらかを決めてもらわないと、指示に従って動くシン達は困ることになる。

ハイネ「あれ?アレックスにナオト。お前らさん付けされてんの?」

アレックス「え?ああ、そうだが?」

ナオト「何?文句あるの?」

ハイネ「いかんなあ、俺達ザフトのMSパイロットは戦場に出ればみんな同じだろ?FAITHだろうが、赤服だろうが緑だろうが…」

確かにハイネの言う通りではある……。
ザフトは服の色の違いはあれど、階級は存在しない。
それは1人1人、個人を大切にしているからだ。

ステラ「皆…同じ…?」

ハイネ「そう。命令通りにワーワー群れなきゃ戦えない地球軍のアホ共とは違うだろ?」

シン「あ、はい……」

ハイネ「だから、そんな堅っ苦しい関係は俺達には必要ないんだよ。お前らもお前らだなアレックス、ナオト。何で呼び捨てしろって言わないの!?」

アレックス「す、すまない…」

ナオト「皆が皆、ハイネみたく失礼な奴じゃないんだよ」

苦笑しながら謝罪するアレックスとムスッとしながら言うナオト。

ハイネ「ま、今日からこのメンバーが仲間ってことだ。息合わせて、ばっちり行こうぜっ!!」

ハイネはアレックス達の顔を確認して、どこかキザっぽいウインク付きで鼓舞する。
ナオトの隣のアレックスから小さな溜め息が聞こえてきた。

アレックス「俺もああいう風にやれたらいいんだけどね……ちょっと中々…」

ナオト「別にいいんじゃないかな?アレックスはアレックス。馬鹿ハイネは馬鹿ハイネ。君は君らしくしてればいいの」

アレックス「ありがとうナオト。」

ハイネ「おーい、何イチャついてんの、アレックス!!ナオト!!お前らが案内してんだろうがっ!!」

アレックス「イチャついてって…」

ナオト「でかい声で言わないでよね!!」

アレックスとナオトが急いでハイネ達に駆け寄る。
するとハイネがナオトに耳打ちする。

ハイネ「ナオト。後で甲板に来い」

ナオト「?分かった…」

ハイネの言葉にナオトは疑問符を浮かべながら頷いた。












































ハイネと共に甲板に来たナオトは、早速とばかりに尋ねる。

ナオト「で?何の用なのハイネ。」

ハイネ「実は地球軍は黒海へ増援を出し
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