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とある物語の傍観者だった者
13話:ねーちん
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に2人との距離が離れていく。こ、これも作戦道理さ!こうやって徐々に切り離してアニメのストーリーに関わることも少なくなっていくんじゃないかな。とても悲しくて前が見えないや。

「あー、お兄ちゃん。もうそろそろ、真面目な話をしよっか。あと、そこのお前ら2人は邪魔だから帰ってね。バイバイ」

「「バイバイ」」

「………」

 テスラが何かしたのは一目瞭然だった。

 人払いという魔術を使えば、あの2人をこの場から引き離すことも可能だろう。

 なんだか、嫌な空気がピリピリとオレの肌を撫でる。あまり、良いもんじゃないな。下手すれば、一歩先は地獄だ。

「そんなに警戒しなくても、大丈夫よ。私と一緒に病院に戻りましょ? それだけで、何もかもが上手くいくんだから。お願いだから、大人しくいうこと聞こうね、お兄ちゃん」

 この仕事は失敗するわけにはいかないのだ。だから邪魔するっていうなら夏休みは全部入院生活で私と四六時中ヤバイことしましょう、とな。

 うん、それは本気で嫌だ。

「お兄ちゃんと一日中繋がってたいな」

「おい変なこと言うなよ」

 R指定が厳しいんだぞ、今の世の中。

 だから卑猥な言動は言ったら、いかん。あかんのや。

「あれれ? 私は手をずっと繋ぎたいって意味で言ったんだけど??」

 いや、それには無理があるだろ。

「変なことって何?? どういう意味?? やらしい意味?? お兄ちゃん、ホントえっちなんだからー。でもお兄ちゃんがどうしてもって言うなら……」

 この先は割愛で………。

 この子、オレを破滅の道に追いやっていくのが上手い。ほんと悪魔みたいで恐ろしい。

 とまあ、くだらないやり取りをずっと公園でしつつ、オレは違和感というかなんで早く病院に戻らないの?とか思ったりもしなくもないのだが。

「いえ、じゃれあっている暇はありませんよ、テスラ」

「………」

 ここにきて、第三者がオレたちの会話を割って入った。

 ねーちんこと、神裂火織(かんざきかおり)。元天草式十字教の女教皇(プリエステ)なねーちんが何故かここで登場だ。

「禁書目録が治療に失敗しました。ですので、また力を貸してください」

 負傷を禁書目録は現在カミやんに保護される形で子萌先生の住んでるアパートに潜りこんでいる。

 今のねーちんの言葉で、なんとなく状況は察しれたけども。

 これはアニメにないオリジナル展開か??禁書目録が回復魔術を行うためには子萌先生に力を借りるのだが、カミやんの右手が邪魔だから退場させたはずなんだがな。

 それでも失敗するとか、もうワケ分からん。

「わかったわかった、私が行くから。元々、私が禁書目録の治療をする予定だったんだ、
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