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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
第十五話 休暇中
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そして基地の外ではシンがバイクを停めながらステラを待っていた。
シン「ステラ…遅いな…」
シンがぼやくと…。
ステラ「シン!!」
メイリンから私服を借りたステラがシンの元に駆け寄る。
シンとステラはバイクに乗る。
シン「それじゃあ、行くよ?」
ステラ「うん!!」
バイクを動かし、ディオキアの海岸へ。
バイクを飛ばして、数十分。
ステラが希望した海岸に着いた。
ステラ「海…ふふふ……」
青い青い空の下、ステラは青い海へと駆け出した。
踊る様に波と戯れるステラの白いワンピースが翻る。
その様子を優しい眼差しで見つめながら、シンは近くの砂浜に腰を下ろした。
シンは戦争で家族を失って以来から荒んでいたが、ステラとの出会いをきっかけに、穏やかになっていった。
ステラ「シ〜ン!!」
海と戯れていたステラがシンの方を振り返り大きく手を振ってくる。
シンがそれに応えるように手を振り返すとステラはまた笑顔で海へと戻っていく。
そんな事を何度も繰り返しながら2人だけの穏やかな時を楽しむ。
シン「あれ?ステラ?」
太陽が沈みかけてきた時の事だった。
一緒に海で遊び少し疲れたシンは寝転がりまだ波に足を浸すステラを見つめていた。
だが、彼女は急にその場にしゃがみ込んでしまったのだ。
何かあったのかと心配になりシンは急いでステラに駆け寄った。
シン「ステラ?どうしたの?」
ステラ「これ見つけたの…」
シンの問いにステラが差し出したのは小さな貝殻だった。
緑色のと水色の小さな貝殻。
シン「貝殻か…綺麗だね」
シンもその場にしゃがみ込みステラにそう言うと彼女はコクリと頷いた。
ステラ「これ…スティングとアウルみたい」
シン「スティング?アウル?」
知らない名前にシンは首を傾げた。
ステラ「ステラと…一緒だったの……」
シン「……まさか、カオスとアビスの?」
ステラ「…うん。」
懐かしそうに貝殻を見つめるステラにシンはこれ以上何も聞かなかった。
シンもまた思い出していたから。
大切な家族のことを。
そう言えば、幼い時、こんな風に
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