第十七話
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
用したのが雷切の正体だ』
剣本体と鞘の電気をプラスとマイナスにして……抜く瞬間にそれぞれを同じ極同士にする!!
そして僕はまた振り抜き……匙君の体に一太刀入れていた。
「がっ……ちっ……ここまでか……でも、一矢報いたぜ……!」
「っ!しまった!」
ここまで接近しては!
「伸びろ、ライン!!」
匙君の手の甲から黒いラインが僕の体に巻きつき……そして僕は一気に脱力する。
「くっ……これは……」
「へっ……一緒にリタイアしようぜ……!木場……!」
そうか……元からこれが目的で……!
すいません、部長……ごめん、イッセー君……一刀修羅見せれなかったよ……。
僕はそう謝罪しながら倒れていった……。
SIDE OUT
「祐斗が負けたか……」
「……サーゼクス、あの兵士と騎士……名は何と言う?」
と、今まで黙っていた北欧の神、オーディンが口を開く。
「リアスの騎士、木場祐斗。ソーナの兵士の匙元士郎です」
「……そうか、あの二人、大事にするが良い。ああいう悪魔は将来、悪魔の世界を背負うべき者じゃ……肝っ玉も据わっとるしな……それに引き換え……あの神名とかいうグレモリーの兵士……ダメだな、本当に赤龍帝の籠手を持っておるのか?正直言って弱すぎるぞ」
俺に言われてもな……。
「しょうがないんじゃないか?あいつ碌に修行もしなかったみたいだし」
「なるほどな……」
「さて……これでリアス先輩の勝利は揺るがない物になっちまったな……」
俺はそう言いながら席を立つ。
「イッセー君?どこにいくんだい?」
「匙の所。それと祐斗の所にも行ってくるよ。こっちにはもう戻ってこないから」
「なるほど。わかったよ」
さて、それじゃ労りにいきますかね……。
そして匙が寝ている病室の前にやってくる。
ドアを開けると……匙は寝ていた。
まあ、聖魔剣の一撃を雷切で受けたんだからな。
こうなるわな。
俺は席を引っ張り出してから傍らに座る。
「よくやったよ、お前の根性……やっぱりすごいと俺は思う」
匙には聞こえてないだろうけど俺は話しかける。
「だから、その根性……腐らせんなよ?未来を担うであろう悪魔さん?」
最後にそう言って俺は病室を出た。
そして次に来たのは祐斗の部屋だ。
「よう、生きてるか?」
「ああ、イッセー君。ああ、大丈夫だよ。少し骨に罅が入っているのと血が足りないだけだよ」
「罅か……お前はもうちょっと筋肉をつけた方がいいな」
罅
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ