防衛の要
13試艦上戦闘機『陣風』、試製重戦『疾風』
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した名機。
96式艦上戦闘機『強風』も、堀越二郎技師が設計者でした。
零式艦上戦闘機『烈風』は、96式艦上戦闘機『強風』の後継機です。
国防の鍵を握る全責任が堀越二郎技師、1人に掛かったと言っても過言ではありません。
自己管理能力の不足、自己責任と非難する事は誰にも出来ませんでした。
堀越二郎技師の盟友、土井武夫技師も複数の業務を兼任。
13試双発局地戦闘機『天雷』、15試局地戦闘機『紫電』開発の中心的存在です。
陸軍も仮称双発襲撃機『屠龍』、海軍名称『天雷』を対爆撃機の主力邀撃機と期待。
中戦『飛燕』、海軍名称『紫電』も主力戦闘機と重視しており引き抜く事は不可能ですが。
13試艦上戦闘機の開発遅延は、数年後の日本戦闘機隊壊滅に直結します。
次期主力艦上戦闘機の早期完成を支援する為、同業他社の競争相手を招聘。
菊原静男技師を始め、川西の設計陣が参加する事になりました。
14試局地戦闘機『雷電』は1941年、既に試作機が完成し審査が進行中。
不具合箇所の改修、発動機の換装は他の技師が担当。
96式艦上戦闘機『強風』、零式艦上戦闘機『烈風』も同様です。
責任と重圧は分散され、全員参加で国難に対処する体制が構築されました。
13試双発局地戦闘機『天雷』の開発主任も、他の技師に任されました。
土井武夫技師は複数機種の開発を同時進行、主任を兼ねる激務から解放。
情報の錯綜する状況を改善、14試局地戦闘機『紫電』へ全力投入が可能となりました。
単機毎の旋回運動戦、個人戦の技量に頼る一騎打ち。
1936年の空中戦では編隊の波状攻撃、集団戦術を駆使するソ連空軍には対抗できませんでした。
最強の戦闘機を目標とする13試艦上戦闘機は、一撃離脱戦法でも対等に戦い得る高速の重戦闘機。
9試単座戦闘機と同様に艦上機の制約を排除、離着陸性能に囚われない機体を設計。
陸軍は重戦闘機を『疾風』と仮称、海軍では艦上戦闘機『陣風』の名称を予定していますが。
A21土星を装備する性能向上型は発動機直径の増大により、機首が太くなる事は避けられません。
発進時に噴射ロケットを装備する案も提出されましたが、前下方視界の不良は根本的解決が困難です。
着艦時の事故多発が懸念され空母搭載を断念、陸上戦闘機として使用の方向で運用を検討。
空母の飛行甲板を拡張するにも限度があり、着艦時の制動装置を工夫する予定ではありますが。
空冷星型14気筒A10火星の発展形、18気筒A18木星の直径は更に増大します。
1940年6月に内部構造の改良を試み、仮称A18木星E型の設計も開始。
1941
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