第172話 運が良い!
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っ!」
ラ「アナは消えたんじゃなくて、アナは小さくなったんだよーっ!」
ヒ「人力飛行機の傍にちゃんといるわよーっ!」
リートに続いてジェニック、ラム、ヒリアも声を張り上げる。すると、会場に映像魔水晶の映像が映し出された。そこに映されていたのは地面に置いてある小さな人力飛行機と、その傍で手を振っている小さくなったアナの姿だった。
チャ「な、なななな何とっ!アナは消えたのではなく、小人サイズの大きさに縮んでいたぁぁぁっ!!」
ヤ「こりゃあ驚いたねぇ。」
ジェ「縮小魔法の1種だね。COOL!」
ト「縮小魔法?」
エ「あらゆるものを実際の大きさより小さくする事が出来る魔法だ。アナが使った小人は、人間の体の大きさを小さくする魔法だ。」
リョ「縮小魔法とは真逆で、あらゆるものを実際の大きさより大きくする事が出来る拡大魔法もあるんだぜ。」
グ「相変わらず詳しいな。」
エルザとリョウの的確な説明にグレイが感心する。
マ「で、アナは小さくなってどうするの?」
フ「お前はアホかっ!」
マ「痛ッ!」
マヤが首を傾げると、それと同時にフレイがマヤの頭をペシッ叩いた。
ウェ「あの状況で、考えられる事は1つしかないですよ。」
マ「えっ?何それ?」
ウェンディが言っても分からないマヤに「はぁー」とユモが後ろでため息をつく。
ユ「どう見たって、1つしか思いつかないでしょ。」
ユモは左手を腰に当て、右手の人差し指で映像魔水晶に映っているアナと飛行機を指差すと、
ユ「小さくなったアナが、あの小さな人力飛行機に乗るのよ。」
ユモが言ったとおり、小さくなったアナは自分の体よりも大きな人力飛行機に乗り込んだ。足で勢いよくペダルを漕ぐと、アナが乗った超小型人力飛行機は空へと飛び立った。
チャ「おぉぉぉぉっ!たった今小さな人力飛行機に乗ったアナが飛び立ったぁぁぁぁぁっ!!」
ヤ「「トリガール」という異名がつくほどの乗りこなスだねぇ。」
ジェ「COOOOOL!!」
アナは人力飛行機でキースの頭上をくるくる回転しながらしばらく飛ぶと、
ア「光線弾・・・発射!」
人力飛行機の機体から青白い光線がキースに放たれる。が、キースはその場から1歩も動かず、首を傾げて光線を避けた。すると、
キ「俺の相手は、お前なんかじゃねぇんだっ!」
そう言うと、キースはベルトにぶら下げていた銀色の鍵を取り出した。
ナ「おい!あれって・・・!」
ウェ「まさか・・・!」
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