第172話 運が良い!
[1/9]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
チャ「それでは引き続き第5試合に参りましょうっ!!第5試合、気楽な禿鷹、アナ・ココナッティーン!!VS銀河の旋律、キース・ストリック!!」
観全「オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!」
石造りの会場の出入り口から白いヘルメットを被った如何にも飛行士という感じの服装をしたアナと、男にしては長い金髪を揺らしながらキースが姿を現した。
ナ「キース・・・」
キ『必ず、銀河の旋律が妖精の尻尾踏み潰してみせましょう。』
ナツは大魔闘演舞初日にキースに出された宣戦布告を思い出し拳を固く握り締めた。
ショ「あいつ等は、何であんなに妖精の尻尾を敵視しているんだ?」
エル「それが分かっていれば苦労はしないぜ。」
すると、キースが待機場所にいるルーシィの方を振り返り、薄く微笑んだ。
ル「!」
ルーシィはそれを見て身震いし、リョウがルーシィの肩を掴んで自分の背後に身を隠させる。キースはすぐにまた正面を向き直った。
リョ「あいつ、今、ルーシィの方を見て笑ったよな?」
ル「う・・うん・・・」
チャ「第5試合、開始ッ!!」
チャパティ・ローラの実況と共に像の上にいた男が銅鑼をゴォォォォォン!!と力強く叩いた。それと同時に、アナが深緑色のズボンのポケットから何かを取り出しそれを地面に置いた。
チャ「おぉっと!アナがポケットから何かを取り出したが、あれはいったい・・・?」
マ「ナツ、ウェンディ、あれ何?」
竜と同じくらいの視力が良いナツとウェンディも目を凝らして見る。
ナ「う〜ん・・・何か、ちっちぇもんだぞ。」
ウェ「あれは・・・飛行機?」
そう。ウェンディが言ったとおり、アナが取り出したのは手の平サイズの小さな飛行機だった。しかも、ただの飛行機ではなく、人力飛行機だ。いったいこれをどうするつもりなのか?すると、
ア「小人!」
アナが右手を斜め右上から斜め左下へ振り下ろす。すると、アナの体が光に包まれると、そこにアナの姿は無かった。
チャ「ド・・どうなっているのでしょう!?さっきまで会場にいたはずのアナが、消えてしまったぁっ!?」
誰もがそう思ったその時、
リ「消えてなんかねぇぜーっ!」
気楽な禿鷹の待機場所にいるリートが声を張り上げて叫んだ。
ジェ「見えねぇかもしれねぇけど、アナはちゃんと会場にいるぜー
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ