暁 〜小説投稿サイト〜
SAO<風を操る剣士>
第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第一章 第一層攻略
第3話 ゲーム開始一日目で…
[1/5]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話



 俺とシリカは早速モンスターを狩っていた。まずは俺が《リトルネペント》の倒し方や攻撃方法を教えるために、先に倒していた。
「だいだいこんな感じかな、後は攻撃パターンを覚えれば全然大丈夫だ」
「分かりました。……それで《ヒッキーモンキー》の方は…」
「あ〜その内出てくるから、先に攻撃パターンとか教えとくよ…まぁそっちクエストは《ヒッキーモンキー》を15匹倒すだけだから、俺が倒してシリカは援護だけでもいいんだけど…」
「いえ、あたしも戦います!」
 シリカは何故かやる気になっていて、決意の(こも)った声で返事を返してきた。
「…それなら、どんなモンスターが出てきても大丈夫なように、レベルを上げておこう。胚珠(はいしゅ)も探さなきゃいけないし…」
「はい!」

 一応言っておくと、俺たちは一緒のクエストを受けてはいるが、一人につき1個必要な胚珠(はいしゅ)を2個集めて、《ヒッキーモンキー》を一人のノルマの15匹の倍の、30匹を倒そうとしてるわけじゃない。クリアできた方がその武器を使う方にあげれば良いのだから一人分で良いのだ。…まぁ出来そうだったらやるけど..

「お! そんな話をしてたら、来たぞ〜」
「うう…やっぱり気持ち悪い…」
 俺たちに《リトルネペント》が近づいてきた。
 シリカはあのモンスターの姿が気持ち悪そうにしているが、そうも言ってられない。
「シリカ、さっき言った通りにやれば良い。ただ、《実つき》だけには注意してくれ」
「はい。わかりました」
 シリカは、モンスターが気持ち悪くてもやってくれるそうだ。
 そんなシリカに気を向けていたら、1匹俺にツタによる突き攻撃を仕掛けてきた。

 俺は卓球で鍛えていた横移動…つまりは簡単に言うと、反復横跳びの左に行く動作で、左に素早く移動し、βテストの時にキリトに習った技の威力を上乗せする方法で、ソードスキルの単発水平斬撃技(たんぱつすいへいざんげきわざ)《ホリゾンタル》を放ち《リトルネペント》の弱点である茎に当てる。

 レベル2の俺の攻撃がクリティカルヒットしたのか、《リトルネペント》は一撃で倒した。
 自慢(じまん)じゃないが、俺はサイドステップで攻撃が避けられる敵が、一番倒しやすいのだ。



======================



 しばらくそうやって倒してる間に、シリカが地道に攻撃を食らってHPが、イエローに近くなった頃に『キキー』と鳴く声がし始めた。
「なんですか? この声?」
 シリカは自分の前にいたモンスターを倒して俺に聞いてきた。
 俺も素早く倒し、(あた)りが少しは大丈夫だと、確認しながらシリカに言った。
「《ヒッキーモンキー》がそろそろ来るんだよ。…あいつらプレイヤーのHPがイエローになるか、近
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ