第7話 『夕方の公園』
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き
を私の手に置く。
「一応、お守りの鈴だけど。ごめんねこんな物しかあげられなくて」
「そんなこと・・・ないです。あり・・・がとうございます」
この時の私の顔は涙と鼻水でとても人前に出るのが恥ずかしかった。
とうとう迎えの車が到着した。
「また、会えますか?」
「うん。きっと会えるよ」
「じゃあ、約束してしてください」
ライさんはいつもの優しく微笑み小指を出した。
「約束するよ」
指切りをして抱き付いていたライさんから離れ車に乗り込む。
車が走りだす。
これからどこに行くのかもわからない。
不安でいっぱいだけど。
ライさんからもらった鈴を握りしめる。
私のそばにはいつもライさんの鈴があるから大丈夫。
「あなたの事は忘れません、ライさん」
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ