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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
第十三話 ディオキアでの一時
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期待の籠った眼差しが乗った。
ナオトまた内心で首を傾げる。
ナオト「うーん、そうだね、私はアレックスと一緒に暮らしてるけど……」
ルナマリア「ナオトさん!!一緒に暮らしてるんでしょう!?どうだったんですか?」
ナオト「な、何かルナ、凄く生き生きしてない…?楽しいの?この話」
ルナマリア「そりゃそうですよ、私だって軍人の前に女ですからね!!」
ナオト「ふ、ふうん…。」
身を乗り出して力説されてしまった。
とりあえずありのままと言われたからありのままを話すことにする。
ナオト「えーと、確かに一緒に暮らしてるし…普通に部屋を行き来したりはしてたけど」
ルナマリア「アレックスさんとですか!!」
ナオト「うん、レイもね、3人で集まって話したり色々やったよ」
ルナマリア「ええっと…そういう意味じゃなくてですねナオトさん…」
微妙な顔をしたルナマリアが紅茶のカップを取って中身を揺らす。
何と言えば良いのか良く分からない、そんな感じだ。
ナオトはますます意味が分からなくなり、何度か瞬きをすると、今まで黙ったまま聞いていたミーアがカップを置いた。
ミーアは肩をすくめ、呆れたように笑っている。
ミーア「はぁ〜、ナオトも朴念仁よねえ。見てて面白いけど仕方ないわ!!アレックスのためにここは単刀直入に言いましょう!!」
ナオト「何?」
悪戯っぽくミーアに笑いかけられた。
ミーア「ナオト、アレックスのこと好きなんでしょ?」
ナオト「うん、好きだよ。レイも議長も家族みたいな感じで、大好きだよ!!」
これは心の底から言える偽り無い言葉だ。
胸を張って言える。
そう言って見せると、ミーアとルナマリアが笑ったまま少し表情を引き攣らせた。
ミーア「正直な答えでいいんだけどね、そうじゃないの。私達が言いたいのはー…つまりー…えっと…」
ナオト「?」
台詞を区切って、少し考えるような顔をする。
何だろう。
この何とも言えない緊張感は。
ナオトも何となく背筋を伸ばして言葉を待った矢先。
ミーア「likeじゃなくてloveの方よ。アレックスのこと好きなんでしょ?恋愛的な意味で」
ミーアからナオトに爆弾が投下された。
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