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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
第十三話 ディオキアでの一時
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れば兵器は要らない。それでは儲からない。だが戦争になれば?…自分達は儲かるのだ。……ならば戦争は、そんな彼らにとっては、是非ともやって欲しいこととなるのではないのかね?“あれは敵だ。危険だ、戦おう”、“撃たれた、許せない。戦おう”…人類の歴史には、ずっとそう人に叫び、常に産業として戦争を考え、作ってきた者達がいるのだよ。自分達の利益のために、ね……今回のこの戦争の裏にも、間違いなく彼らロゴスがいるだろう。彼らこそが、あのブルーコスモスの母体でもあるのだからね」

シン「そんな……」

アレックス「……ロゴス?」

聞き慣れない単語を呟き、戦争の裏を知り、誰もが表情を暗くした。

デュランダル「…だから難しいのはそこなのだ。彼らに踊らされている限り、プラントと地球はこれからも争い続けていくだろう」

ロゴスが存在する限り、戦争は止まることがあってもなくなることはない。
その度に死んでいく人がいて…。
その度に憎しみが増えていく。

デュランダル「出来ることなら、それを何とかしたいのだがね、私も……だが、それこそが何よりも本当に難しいことなのだよ……」

平和を取り戻すためにはロゴスをどうにかしないといけない。
それがこれまでの根本を覆すようなどんなに大変なことだとしても、それを知ることが出来た自分達が何かをしなければならないことだけは明確だった。












































ルナマリア「…本当に、よろしいんですか?」

ルナマリアが戸惑いながらそう尋ねると、前を歩いていた艦長はチラッとこちらを見て口を開いた。

タリア「ええ。休暇なんだし、議長のせっかくのご厚意ですもの。お言葉に甘えて、今日はこちらでゆっくりさせて頂きなさい。確かに、それくらいの働きはしてるわよ、あなた方は……」

ここはザフトが管理しているものではあるが、最高級のホテルにも負けないくらい豪華だ。
そんなところに泊まれるなんて、軍人のシン達にとってはまたとない機会。
そんなシン達の様子を見てアレックスは微笑んだ。

アレックス「そうさせていただけ、シンもステラもルナマリアも。もちろんナオトとレイも。艦には俺が…」

レイ「艦には、私が戻ります。アレックスもどうぞこちらで」

アレックスが気を利かせて言った言葉をレイが遮るように、アレックスにもホテルに泊まるよう勧めた。

アレックス「いや、それは……」

レイ「褒賞を受け取るべきミネルバのエースはアレックスやナオト、シンです。そしてルナマリアとステラは女性ですので、私の言っていることは順当です」

ミーア「アレックス!!ナオ
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