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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
第十三話 ディオキアでの一時
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の街が解放されたのも、君達があそこを落としてくれたおかげだ。いや、本当によくやってくれた」

シン「ありがとうございます!!」





































しばらくして食事も一息つき、全員が渡された紅茶を飲む。

デュランダル「ともかく今は、世界中が実に複雑な状態でね」

タリア「宇宙の方は今どうなってますの?月の地球軍などは」

デュランダル「相変わらずだよ。時折小規模な戦闘はあるが、まあそれだけだ。そして地上は地上で何がどうなっているのかさっぱり分からん。この辺りの都市のように連合に抵抗し我々に助けを求めてくる地域もあるし。一体何をやっているのかね、我々は…」

議長が嘆くのも分かる。
これでは何のために戦っているのかが分からなくなりそうだ。
勿論プラントを守るためもある。
しかし今の状況を聞く限り、どう動いていいのか分からないのだ。

タリア「停戦、終戦に向けての動きはありませんの?」

艦長が言った通り、始まった戦争は既に終戦に近いのではないかと思ったりもする。
それだけあっさりとしているのだから。

デュランダル「残念ながらね。連合側は何1つ譲歩しようとしない。戦争などしていたくはないが、それではこちらとしてもどうにも出来んさ。いや、軍人の君達にする話ではないかもしれんがね。戦いを終わらせる、戦わない道を選ぶということは、戦うと決めるより遙かに難しいものさ、やはり」

シン「でも……」

デュランダル「ん?」

議長の言葉にシンが真っ先に反応を示し、そこにいた誰もがシンに注目する。

シン「あ……すみません」

デュランダル「いや構わんよ。思うことがあったのなら遠慮なく言ってくれたまえ。」

議長はそんなシンに気にするなと笑いかけると、話を促すように言葉を続けた。

デュランダル「実際、前線で戦う君達の意見は貴重だ。私もそれを聞きたくて君達に来てもらったようなものだし。さあ」

シンは議長を真っすぐ捉えて自身の意見を言い始めた。

シン「はい……確かに戦わないようにすることは大切だと思います。でも敵の脅威がある時は仕方ありません。戦うべき時には戦わないと。何1つ自分達すら守れません。普通に、平和に暮らしている人達は守られるべきです!!」

デュランダル「ふむ。アレックスはどうかね?」

アレックス「私もシンの言葉に賛成です。降り懸かる火の粉は掃わなければいけません。自衛のための戦いも否定するのなら、それは、自殺です。ですが時々思うんです。殺されたから殺して、殺したから殺されて、それで本当に最後は平和になるのかと…そう思うんです」

デュランダ
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