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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
第十二話 ローエングリンゲート
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しいと思うよ。今回は危ない橋は渡れないよ。時間をかければ、向こうの陽電子砲の餌食になる」

当時のデータを見せてもらったナオトは冷静に言い放つ。

シン「そうか……」

アレックス「そこでだ、現地の協力員が、地元の人もあまり知らない坑道を教えてくれる。それは陽電子砲のすぐ側に通じている。出口は塞がっているが、ちょっと爆破すれば抜けられる。そこから奇襲をかける」

シン「全員で行くんですか?」

アレックス「いや、残念ながらその空洞は、MSが入れるほど大きくはないんだ」

シン「じゃあ、どうやって……?」

ナオト「シン、君のインパルスは航空機に分離出来るでしょ?インパルスの分離形態でようやく通過出来る広さなの。私達とヴェステンフルス隊とラドル隊が正面で敵砲台を引き付け、MAを引き離すから、君はこの坑道を抜けてきて直接砲台を攻撃するんだ。」

シン「なるほど、それで俺が鍵か。やらせてもらいますよ」

アレックス「ああ。ただし、空洞内は真っ暗で視界が利かない。データが頼りだ。ミス・コニール」

コニール「あ、はい」

アレックス「彼がそのパイロットだ。データを渡してやってくれ」

コニール「……」

彼女は、シンの顔をじっと見つめた。

シン「な、何だよ?」

コニール「子供って言ったな。でも、こんな子供でもなきゃ監視が厳しくて街を抜け出せないんだ。前にザフトが砲台を攻めた後、街は大変だったんだ。それと同時に街でも抵抗運動が起きたから。

シン「あ……」

コニール「地球軍に逆らった人達は滅茶苦茶酷い目に遭わされた。殺された人だって沢山いる。今度だって失敗すればどんなことになるか判らない。だから、絶対やっつけて欲しいんだ!!あの砲台、今度こそ!!失敗したら街のみんなだって今度こそマジで終わりなんだ!!だから、頼むぞ!!」

シン「……分かったよ。任せとけ」

シンはコニールの頭を撫でると、ブリーフィングルームを出ていく。

ナオト「大丈夫だよコニールちゃん。シンなら」

コニール「え…?」

ハイネ「随分とあいつのことを買ってるんだな?」

珍しげにナオトを見るハイネに彼女も苦笑しながら口を開いた。

ナオト「あの子はアレックスと同じで可能性を秘めた子だからね。いつか私なんかより強くなるよ」

ハイネ「へえ、そいつは大したもんだな」

喧嘩ばかりだが、ナオトの実力を認めているハイネは頼もしげに言う。












































渓谷に辿り着いたザフト軍は、連合に気付かれぬようにコアスプレンダーを発進させる。


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