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Ghost trick
第二の人生

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〜その頃〜

建物の上に腰を下ろし、聖地マリージョアの高町を見下ろす吹雪。

神様「良かったね。希望通りになって」

『半分脅しだけどね』

と、自分の手配書を見る。

『“死神のムウマ”、か…』

神様「あっちは、そう捉えたんだね」

『まぁ、その方が此方も都合が良い』

そして、手配書同じ様な笑みを浮かべる。

神様「けど、これから忙しくなるよ。色んな奴に狙われる訳だし」

『良いよ。寧ろ、そうでなきゃ面白くない』

リュークの忠告に、何の不安も見えない吹雪。

『こんなのまだ余興だよ』

彼女は立ち上がり、高町の向こうに見える海を見つめる。

『これから始まるんだ。ウチの“第二の人生”が…』

そよ風が、彼女の漆黒の様な黒い髪と、赤雲柄のコートを靡かせた。

to be continued



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