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東方虚空伝
第三章   [ 花 鳥 風 月 ]
三十八話 罪と罰と…
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のか、それとも吹っ切れたのか、幽香は表情を崩し微笑んだ。

「…そうね、考えたってやるしかないのよね。……そこの貴女、怪我をさせて悪かったわね…」

 幽香は対面に居た紫に謝罪の言葉を送るが、当の紫は実に詰まらなそうに、

「……軽い謝罪ね……安心しなさい、赦さないから…」

 それだけ言うと幽香を無視し食事を再開する。しかしそんな答えを返された幽香は、

「…確かに先は長そうだわ、…あらこれは美味しいわね♪」

 朗らかな顔をしながら食事に箸を伸ばしていた。
 
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