第１７１話 風竜ＶＳ天神
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ェリ｢天神の・・・怒号ッ！！｣
シェリアだった。息を深く吸い込み両頬を膨らませると、黒い空気の息を勢いよく吐き出した。バロンはシェリアの攻撃を避けずにその場で腰を低くして身構えると、
バ｢風竜の・・・鉄拳ッ！！｣
右手の風の渦を纏い、黒い空気の息のど真ん中に打ち込み弾き飛ばした。
ナ｢あいつ・・・！滅竜魔道士なのかっ！？」
それを見たナツが目を見開いて叫んだ。
バ｢俺は体内に風の滅竜魔法が使える魔水晶を埋め込んだ第２世代の滅竜魔道士だ。」
マ｢ラクサスと同じって事か。」
マヤが小さく呟いた。
チャ｢会場に、竜殺しの魔法を使う魔道士と、神殺しの魔法を使う魔道士が向かい合ったぁぁぁっ！！」
ヤ｢風竜と天神の戦い・・・面スろそうだねぇ。」
ジェ｢ＣＯＯＬ！」
両者の間に静かな沈黙が流れる。
シェリ｢へぇ。ウェンディの次はバロンかぁ。じゃあ、手加減無しの本気でいくよぉっ！」
バ｢こっちも、年下の少女だからといって、手加減は一切無用だよっ！」
両者が拳に風の渦と黒い空気の渦を纏い、同時に小さく地を蹴り拳を相手に振りかざす。
エ｢私はこの戦い、シェリアの方が有利だと思うぞ。｣
ト｢どうしてですか？」
グ｢確か、あのシェリアって奴は自己回復が出来るんだ。｣
エル｢体力や魔力は回復せんが、自分の傷の治療だけは出来るんだ。｣
フ｢ふぅ〜ん。」
ユ｢でも、あのバロンっていう人、確か海中の洞穴のＳ級魔道士の１人。そう簡単にはやられないと思うよ。｣
アニ｢うひゃ〜、あのバロンさんと互角だよ。あの子。｣
アリ｢天空の滅神魔道士・・か。」
イ｢大丈夫かなバロンさん・・・」
ハ｢あのバロンさんなら、もし負けたとしても、悔いの残らない勝負をしてくるはずだ。」
ジュ｢ほぉ。シェリアとなかなか良い勝負をしているな。」
ユウ｢なかなかやるじゃねぇか。」
オ｢勝たなかったら回すよ！」
トビ｢もっと本気出せよーっ！」
リ｢風の滅竜魔道士・・・面白い。｣
バ｢はぁ・・はぁ、はぁ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・はぁ・・はぁ・・・・はぁ、はぁ・・・はぁ、はぁ・・はぁ・・・はぁ、はぁ・・・はぁ、はぁ・・はぁ・・・・はぁ・・はぁ、はぁ・・・」
シェ｢はぁ、はぁ・・はぁ・・・はぁ・・はぁ、はぁ、はぁ・・・・はぁ、はぁ・・・はぁ・・はぁ、はぁ・・・はぁ・・はぁ、はぁ・・はぁ・・・はぁ、は
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