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ゆうしゃのしかく 主の資格
第一章 ねがうゆめ と かなうゆめ
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[9] 最初
ように
「言っただろう。エレクには才能がある。安心しなって。こう見えても私は見る目があるんだ。エレク君とは違ってね。」
といいながらレイアはおどけてみせた。
そこまで話したところでちょうど宿の前まで到着した。
「じゃぁ、明日はまずその荷物をうらないとね。私も手伝うし、秘策もあるから」
と、レイアはニヤリと笑った。
エレクはその表情に不安を覚えながら部屋を取り、レイアと分かれて
部屋に入った。
部屋の中は多少古くはあるが、掃除が行き届いているようで、一晩眠るには申し分ない所だった。
エレクは荷物を部屋の隅に置き、ベッドにもぐりこむと、疲れていたのかすぐに眠ってしまった。


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