第170話 不思議な手品師
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クルトリッカー》か。何か、俺にもったいないくらいすごい素敵な異名だな。」
照れくさそうに、嬉しそうに自分の異名に満足しているようだった。
ショ「時間もあまり無いし、最後に不思議な手品師にふさわしい魔法で・・・」
そう言うと、ショールはゆっくりと目を閉じ、魔力を集中させた。
ヤ「ショール君はこれで最後にスるみたいだねぇ。」
ジェ「どんな大技が出るんだぁっ!?COOL!」
会場の視線が全てショールに集まる。そして、ショールは鮮血のような赤い瞳をカッ!と開くと、
ショ「カトゥルギアチェンジ!モード炎!水!雷!風!」
すると、ショールの右手には赤々と燃え上がる灼熱の炎、左手には青く透き通った水、右足にはビリビリと電気を帯びる雷、左足にはヒュゥゥゥと音を立てる風が纏っていた。
チャ「な、何とっ!ショールの手足に4つの属性が纏わり付いているっ!!」
ナ「すげぇ〜。」
エ「ショールの奴、いつの間にあんな事が出来るようになっていたんだ?」
ル「いっけぇぇぇっ!」
ルーシィの言葉に背中を押されるように、ショールは小さく地面を蹴ると、
ショ「カトゥル・フィストフット!!!」
キ「うおぉおぉぉおあああぁあぁぁああああぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!」
キルロはショールの攻撃を真正面から受け、体を石造りの会場の壁にズガガガアァァァァァン!!と打ち付ける。壁は崩れ、キルロは崩れた壁の山の下敷きになり、二度と立ち上がる事は無かった。
チャ「試合終了ォォォ!勝者、ショール・ミリオン!妖精の尻尾B、10ポイント獲得!!」
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キ「・・ぅ・・・う〜・・・ん・・・・」
ショ「キルロさん、大丈夫ですか?」
ショールは崩れた壁の山の下敷きになっているキルロに手を差し出す。キルロはショールの手を掴み、崩れた山の下敷きから這い出る。キルロが背負っていた白と黒のリュックサックは壁に打ち付けた時に爆発したのか黒焦げになり、もう使えるような状態では無かった。
キ「壊れたか。後で作り直さないとな。」
ショ「ス、スミマセン・・・」
キ「謝る必要は無い。これくらい30分あ
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