第170話 不思議な手品師
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ル・ミリオンです。こ、こちらこそ、よろしくお願い致します。」
試合が始まっているのに構わず、銅鑼の音が合図だったかのようにキルロが頭を下げ、それに合わせてショールも頭を下げる。
ヤ「おやおや、キルロ君は随分と礼儀正スいねぇ。」
ヤジマが呑気にその光景の感想を述べる。
キ「ショールさんの事はマスターから伺っています。マスターのギルドへの誘いを何度も断っていたらしいですね。」
ショ「ま、まぁ・・・」
週刊ソーサラーの「彼氏にしたい魔道士ランキング」でいつもヒビキと共に常に上位をキープしているショールは美男美女しか入る事が出来ない青い天馬には楽々と加入する事が出来る。それを知った青い天馬のギルドマスター、ボブは何度もショールを青い天馬に誘ったが、当時人を信じる事が出来ていなかったショールは全て断っていた。
ショ「(参ったなぁ・・・キルロさんと戦いにくいなぁ〜。)」
ショールはまや曖昧な笑みを浮かべる。
キ「それで、僕は考えてみました。」
そう言うと、キルロはショールに手を差し伸べると―――――
キ「この勝負、僕が勝ったら、ショールさんは青い天馬の魔道士として招き入れます。」
ショ「・・・えっ?」
妖精全「ぬあぁぁぁああぁああああぁぁああああああああああにいいぃぃいいいぃいいいいいいいいいいっ!!?」
妖精の尻尾の魔道士は全員目を見開いて驚嘆の声を上げた。
チャ「な、何とっ!キルロがショールにギルド変換条件を言い渡したあああああっ!!」
観3「ど、どういう事だよっ!?」
観4「ショールが妖精の尻尾から青い天馬に移っちゃうのぉっ!?」
観5「ま、まぁ、ショールなら青い天馬に楽々加入出来ると思うけど・・・」
観客達もざわつき始める。
マカ「ボブゥ〜!これはいったいどういう事じゃあああああっ!?」
妖精の尻尾のギルドマスター、マカロフが応援席から青い天馬の待機場所にいる青い天馬のギルドマスター、ボブに怒鳴りながら問うと、
ボ「私はただ、キルロちゃんにショール君の話をしただけなのよぉ〜。そしたらあの子、「ショールさんを青い天馬に招き入れる」んだって決意しちゃって・・・私はもうとっくのとうに諦めてたんだけど。」
ボブは曖昧な笑みを浮かべながら右手を頬に当てる。
ナ「冗談じゃねぇっ!シ
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