第170話 不思議な手品師
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像があるわ。」
ミラが歴史書から手を離し、滝口の辺りを指差す。ミラが言ったとおり、滝口にも絵と同じような竜の形をした石の像が置かれていた。
リ「苔塗れだが、間違いないな。」
カ「どうやらこの滝が、『霧隠れの滝』で間違いないみたいね。」
滝の水はどこから流れてくるのかも分からず、滝壺も遥か下にあり、霧で隠れている為全く分からない。
ジュ「でも、この滝の水・・少し魔力を感じます。」
ジュビアはそう言って滝に近づき、右手を前に突き出し、滝の水に触ろうとすると―――――
ジュ「キャッ!」
カ「ジュビア!?」
ガ「おい!どうした!?」
悲鳴を上げ尻餅をついたジュビアに駆け寄る。ジュビアの右手は何かで切られたかのようにいくつもの小さな切り傷があった。
ミ「ジュビア、どうしたの、その傷・・・?」
ジュ「・・滝の水に触ろうとしたら、何かに弾き飛ばされたみたいで・・・」
それを聞いたラクサスも左手を前に突き出し、滝の水に触ろうとすると―――――
ラ「!」
慌てて手を引っ込めた。
カ「ラクサス?」
ラ「どうやらジュビアが言ってる事は本当みてぇだな。」
そう言うラクサスの左手も、ジュビアほどではないが小さな切り傷があった。
リ「とにかく、マスターの言ってる事が正しければ、ここのどこかにあるはずなんだろ?」
ガ「あぁ。ここのどこかにあるはずだ。」
ガジルは一旦話を区切り、「ギヒッ」と右口角を上げて笑うと、
ガ「闇ギルド最大勢力、ビゲスト同盟の1角、西の真空のギルドがな。」
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『大魔闘演舞会場、ドムス・フラウ』
チャ「とんだ展開になってしまいましたが、構わず第2試合に参りましょうっ!!」
銀河の旋律に続いて死者の仮面が妖精の尻尾に宣戦布告を出し、それを受けた妖精の尻尾が大魔闘演舞に出場しているギルド全員に宣戦布告を出してしまった思わぬ展開に会場が驚嘆と歓喜の歓声に包まれる中、チャパティ・ローラの気合が入った実況で第2試合が始まろうとしていた。
チャ「第2試合、妖精の尻尾B、ショール・ミリオン!!VS青い天馬、キルロ・ラルネス!!」
観全「オォォォォォォォ
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