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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
第九話 再会
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ヨウランが医務室に運ばれている中、アレックス達は艦長室に向かう途中、話をしていた。
ナオト「そういえば、ミネルバは、いつオーブを出たの?私達何も知らなくて……」
ルナマリア「オーブに行ったんですか!?ナオトさんに…えっと…」
シン「ステラだよ」
ルナマリア「そうそう、ステラも。大丈夫でした?あの国、今はもう……」
ナオト「スクランブルかけられて、ムラサメから攻撃されたよ。」
ナオトは深い溜め息を吐きながらぼやいた。
ルナマリア「何だかシンが怒るのも、分かる気がします。目茶苦茶ですよ、あの国!!」
ルナマリアは眉を顰め、話を続けた。
ルナマリア「オーブ出る時、私達どんな目にあったと思います!?」
ナオト「え?オーブを出る時に何かあったの?」
ルナマリア「地球軍の艦隊に待ち伏せされて!!本当、死ぬとこだったわっ!!シンとアレックスさんが頑張ってくれなきゃ、間違いなく沈んでましたよミネルバ!!」
つまりミネルバは大西洋連邦との同盟への前土産にでもされたということなんだろう。
ルナマリア「私も前は憧れてたりしたんですけどね、カガリ・ユラ・アスハ。でも、なんかガッカリ。大西洋連邦とは同盟結んじゃうし、変な奴とは結婚しちゃうし……」
大西洋連邦との同盟はともかく“結婚”という単語にナオトは目を見開いた。
ナオト「え?結婚?アスハ代表が?」
ナオトから見てもカガリはアレックスのことが好きなように見えたが違うのだろうか。
ナオト「アスハ代表の相手は誰だったの?」
シン「えっと…確かセイラン家の…」
レイ「ユウナ・ロマ・セイラン。事実上、オーブの政治を運営していると言われている、ウナト・エマ・セイランの息子です」
カガリの結婚相手を思い出せないシンに代わり、レイが教えてくれた。
ナオト「へえ…あのセイラン家のお坊ちゃん?」
レイ「恐らく政略結婚だったのでしょう。正直なところ、アスハ代表は理想主義者ですから現実的にオーブの生き残りを考えるセイラン家は、アスハ代表の理想主義を、結婚で抑えるつもりだったのだと思います」
ナオト「そっか…」
シン「あ、でも…アスハの奴、誘拐されたそうですよ」
ナオト「へ!?誘拐!!?」
物騒な単語に目を見開きながら驚くナオトに、言ったシンも驚いた。
シン「あ、はい。噂で聞きました。よく分からないんですけど…」
ナオト「誘拐…穏やかじゃないな〜」
代表がさらわれたオーブは今はどうなっているのだろうか?
寧ろ代表が行方不明になったことで逆に反アスハ派が何かやらかしそうな気がするが…。
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