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鬼灯の冷徹―地獄で内定いただきました。―
肆_犬猿の仲
二話
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「ええ、そうです・・・・・・」

性根の似た者同士は愛称がよくないとは言うが、それは確かにそうかも知れない。
ミヤコの血液型は一般的に、自己中心的、空気が読めない、自由人、とかいろいろと悪い評判の多いB型だが、仲のいい友人たちには同じB型の子はいない。
なるほど、そういうことなのかな?

「ねえ、でもミヤコちゃんさ」

白澤が何か思い出したように言う。

「現世に戻りたいなら、僕が昔やっちゃったみたいに、ここから現世に落ちてみるってのはどうなんだろうね」

現世に落ちてみる?
鬼灯がピクリと動いた。

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