暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンラインーツインズー
SAO編−白百合の刃−
SAO13-狙撃の撮影者
[5/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
。ド変態中のド変態よ」
「いくらなんでも酷いよ! 今の会話に変態要素入ってないじゃん!」


 せっかく人が気を遣ったわけじゃないけど、バカだと思われる発言をしなかったのに、なんで私、ドウセツに変態扱いされなくちゃならないのよ!


「そんなこと考えているドウセツが変態じゃないのかな?」
「バカなの? 私のこと変態って思っているって普通の頭では考えられないわ。そんなこともわからないの?」
「わからないのはドウセツの頭だよ。さっきの発言で私を変態発言するのはおかしいんじゃないの? それなのに変態って呼ぶあたり、どうかしているよ」
「そうかしら? 貴女の場合。同賛すると思われていたから猫をかぶるように否定したんでしょ? そうしか見えなかったわ」
「勝手に決めつけないでもらえるかな!?」
「決まっているようなものじゃない。貴女はバカで変態って決定事項よ」
「私のことを何も知らないくせに決めつけているんじゃないわよ、実は変態!」
「貴女も私のこと勝手に決め付けているじゃない」
「そっちもでしょ、バーカ!」
「貴女に言われたくない」

 何故、こんなの時に限って攻撃対象を変更するのだろう。ぶつける相手はセンリさんなのに!

「フフッ、フフフ」

 ドウセツは笑っていない。なら、この笑い声は……。

「センリ……さん?」
「アハハハハハッ!! アハッ! アハハハハハハハッ!!」

 センリさんは笑いを堪えていたけど、我慢できずに大笑いし始めた。笑いすぎてフラフラし始める。そんなにおかしいことなのか?

「センリさん、そんなにおかしいの?」
「ハハッ、ちょ、超絶クール、ビューティの……ど、ドウセツが誰かと一緒に……プッ……お泊まりって……へ、変態、変態って、あの、ドウセツが、へ、変態……アハッ、アハハハハハッ! だ、だめぇ、駄目だぁ……おかしすぎて笑い死にそうだわ!」

 独り大爆笑って辞書をひいたら、センリさんのことを指すかのような笑いっぷりだった。今のセンリさんの状態だったら、笑いすぎて死にそうだ。
 あ、でもこれは……。

「死ね」
「駄目だって!」

 嫌な予感がした。これって、ドウセツなにかやっちゃうんじゃないかと。視線をドウセツに向けると、表情はあんまり変わらないけど明らかに殺気を纏っていた。今にもセンリさんを殺る気でいる。
 
「キリカ、この世界と現実世界の違いって知っている?」
「知っているけど、それとこれ関係ないでしょ?」
「関係ないことないわよ。この世界では人を殺す法がない。ここでセンリさんを殺したって、裁かれないわ」
「そうなるかもしれないけど、人殺しは駄目だって!」
「センリさんは人じゃないわ」
「いや、人だって! ドウセツらしくもないから殺気を沈めて!」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ