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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
第五話 ユニウスセブン 前編
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激情のままに、ヨウランやアレックス達に怒鳴りつける。
シンは眉間に皴を寄せる。

カガリ「それとお前もだアスラン!!」

アレックス「え?」

カガリ「勝手にいなくなって私がどれだけ心配したと思ってるんだ!!何でお前がザフトなんかにいるんだ!!」

“ザフトなんかに”その発言に全員がカガリに非難の視線を浴びせる。
しかしアレックスはシンの方を見遣ると尋ねる。

アレックス「シン。彼女は誰だ?」

カガリ「え?」

疑問符を浮かべながらシンに尋ねるアレックスにカガリは目を見開いた。

シン「オーブのアスハですよ。アーモリーワンを訪問してた時に巻き込まれてここに来たんですよアレックスさん」

仏頂面で答えるシンにアレックスは頷いて、アレックスはカガリに向き直る。

アレックス「申し訳ありませんでした。アスハ代表。そうとは知らずに。」

一国の代表に失礼な態度を取ってしまったアレックスは即座にカガリに謝罪する。

カガリ「な、何を言ってるんだアスラン!!どうしてお前がザフトなんかにいるんだ!!答えろ!!」

アレックス「何故と言われても、プラントは俺の故郷だから守るために軍に入ったので…後、私はアスランという名前ではなくアレックス・ディノです」

カガリ「そ、そんなはずない!!お前はアスランだ!!」

キラ「カガリ」

アレックスの肩を掴んで叫ぶカガリを制止し、キラがアレックスに向き直る。

キラ「アスラン。どうして君はザフトにいるの?」

アレックス「アレックスです。先程も言ったように、プラントは俺の故郷です。なら、俺がザフトにいるのも当然では?」

キラ「それが正しいの?ザフトにいることが本当に正しいことだと思ってるの?」

ザフトにいるアレックスを非難するように言うキラにシン達の眉間に皺が寄る。

アレックス「……」

キラ「何で戦争をしようとするの?」

アレックス「それは…っ!?」

突如、アレックスに頭痛が襲うが、表情には出さずに耐える。
異変に気づいたナオトがアレックスの隣に立って背中を撫でる。
それを見たカガリが顔を顰めた。

キラ「答えてよアスラン」

シン「……さっきから何なんだよあんた達は!?」

とうとう我慢の限界が来たのか、シンがアレックスとキラ達の間に立ち、アレックスを庇うように叫んだ。

シン「自分の故郷を守ろうとするのが何がいけないんだ!!力がないと何も守れないから、今の家族を守るためにアレックスさんはザフトに入ったんだ!!そんなことも分からないのかよあんたは!!?」

キラ「だけどアスランは…」

シン「この人はアスラン・ザラじゃない!!俺達の仲間のアレックスさんだ!!ナオトさん!!レイ!!アレック
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