NO.7 破軍歌姫
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・・・・うぅ」
「アーシア!」
アーシアが目を開ける。その光景を信じられないようなものを見るかのように見ている木場、白音、朱乃、リアス。
「神器が抜かれたのに、死んでいない・・・・・・?」
恐らく、『天使』の影響だろう。
「さて、私は帰るわ」
「待ちなさい。あなたには色々と説明してもらうわよ」
「そんなことより、その子の心配をしたらどうかしら?命が助かったとはいえ、死にかけにはかわりないわよ」
そう言うと、はっとしたような表情になりイッセーとアーシアの元に駆け寄るリアス。俺は、そうしているうちに帰る。
「(さて、帰るわよ。私の見たいものは見れたわ)」
「(『天使』ってやつのことかにゃ?)」
「(ええ、おかげで推測は事実になった)」
アーシアの霊結晶を見たとき、そんな予感はしてたんだ。あの結晶が見える存在は天使を宿す可能性がある。神器が邪魔になるらしいけど。
ふと後ろを見ると、アーシアの中に『僧侶』の駒が入っていっていた。フム、『天使』の宿していても悪魔にはなれるのか。もしかして反転する可能性があるからか?それとも、悪魔化と同時に反転するのか?もう少し調べる必要がありそうだ。
俺たちは帰宅したのだった。
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さて、これから始めるのは所謂後日談というやつだ。
あのあと、黒歌に頼んで野良猫ネットワークでアーシアを見守ってもらっていた。
悪魔になっていたが、お祈りや十字架を切っても痛みが発生せず、『天使』も反転せず『破軍歌姫』のままだった。
アーシアの『破軍歌姫』は今のところ、『聖歌』と癒しの歌、『治療』が使えるらしい。まあ、アーシアらしいと言えばアーシアらしい。
そして今現在、俺たちは繁華街の食べ放題に来ている。オーフィスに頼まれたからね。
俺と黒歌は約一人前食べたら終わったが、オーフィスは少なくとも五人前はいってる。全メニューを食べるつもりか?
アーシアはあの場で死にかけだったため、『悪魔の駒《イーヴィル・ピース》』で転生した。残念だけど、俺のは助ける術がなかったから。
今はイッセーと同じ学校に通っている。
「(はむはむもきゅもきゅ)」
なんでオーフィスが食べるときの擬音って可愛いの?サンドイッチを両手で持って小動物のようにもきゅもきゅ食べるオーフィス。殺人級の可愛さです。
「で、これからどうするつもり?」
「暫くはアーシアを見守りつつ『
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