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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
第四話 破られた平和
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ル「こ、こいつ、速い!!」

間一髪でセイバーの斬撃をかわしたアビス。
しかし、背後からグフが迫る。

ナオト「この泥棒が!!」

グフのテンペストビームソードを抜くとアビスに切り掛かる。
間に入ったガイアはシールドでそれを防ぐと距離を取る。

スティング「もらった!!」

カオスがビームサーベルを抜き、グフに切り掛かろうとする。

シン「させるかああああ!!」

合体を終えたインパルスが対艦刀エクスカリバーを構えてカオスに切り掛かる。
不意を突かれたカオスはかわしきれずに、左腕を断たれた。

アウル「こいつも新型かよ!?」

スティング「くそ…ネオの奴…ちゃんと調べとけよ!!新型が5機だなんて聞いてねえぞ!!」

度重なる予想外の事態に苛立ちながら叫ぶスティング。

スティング「仕方ない。アウル、ステラ。あの2機はもういい!!時間だ。退くぞ!!」

ステラ「でも…」

スティング「このままじゃ、俺達が不利なんだよ。今は撤退するんだ!!」

アウル「くそ!!次は絶対に墜としてやる!!」

忌々しそうにインパルス、セイバー、グフを睨むアウル。
カオス、ガイア、アビスは撤退しようとするが…。

ステラ「!?」

突如、コクピットが揺れ、直ぐさま確認すると、セイバーのグレイプニール改がガイアの足を捕まえていた。

ナオト「ナイス、アレックス!!」

ナオトはグフの両腕に内蔵されたスレイヤーウィップを放ち、ガイアを搦め捕る。
例えVPS装甲だとしても高周波パルスによってパイロットにダメージを与えることが出来る。

ステラ「きゃあああああ!!?」

スレイヤーウィップの高周波パルスによってステラは気絶し、落下していく。

アウル「ステラ!!」

スティング「止せ!!ステラのことは諦めろ、運が……なかったんだ」

スティング自身も後ろ髪引かれるような様子で、しかしそう言った。

アウル「ちくしょー、お前ら、後で皆殺しにしてやっかんなぁっ!!」

シン「くっ、このままじゃ逃げられる!!」

ナオト「ミネルバ!!インパルスにフォースシルエットを!!」

アーサー『ええ!?し、しかし…』

ナオト「FAITH権限です!!さっさとしなさいエロゲ王!!」

アーサー『エ、エロゲ王って…』

アレックス「ナオト。ガイアを頼む。奴らは俺が追い掛ける。」

ナオト「分かった。後でレイとルナマリアも来るから」

アレックスはセイバーをMA形態に変形させるとカオスとアビスを追い掛ける。

ナオト「(それにしても、カオス、ガイア、アビスを強奪した奴らは本当にナチュラルなの…?)」

疑問を胸にしまいながら、ガイアのコクピットからステラを出すナオ
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