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久遠の神話
第九十六話 剣道家その一
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だった。
「その相手はね」
「ええ、その人はね」
「はい、貴方です」
 聡美はこれまで以上に暗い、強張りきった顔で上城に告げた。
「貴方と闘いたいと仰っています」
「そうですか、やっぱり」
「剣の道にいる者として」
 中田は剣道家と呼ばれることを好まない、だから今はこう言ったのである。
「貴方と」
「剣道をしているからですか」
「はい、ですから」
「そうですか、中田さんが僕と」
「あの、このことは」
 聡美は顔を今までよりも上げてだった、そのうえで。
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