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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
第一話 記憶を失う騎士
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「無理に話さなくてもいい。結構な傷なのだからね…君に名前をあげるよ」

ナオト「議長!?」

議長の発言にナオトは目を見開いた。

デュランダル「君の名前は、アレックス。アレックス・ディノだ」

アスラン「アレッ、クス…?それがおれの…な、まえ…?」

デュランダル「そうだよアレックス(辛い過去など忘れてしまえ、その心が完全に砕けてしまう前に…)」

ナオト「……」

アスラン「あ、なたたち…は…?」

アレックスという名前を与えられたアスランはナオトとレイに視線を向ける。

ナオト「私は…ナオト…ナオト・フジワラ…ナオトでいいよ。よろしくねアレックス…」

レイ「俺はレイ・ザ・バレルです…アレックス。」

アスラン「ナオ、ト…レイ…」

ナオト「そうだよ。お休み、アレックス。時間はたっぷりあるんだから…休んだっていいんだよ」

ナオトはアスランの頭を優しく撫でた。
そうすると、しばらくしてゆっくりと瞼が閉じられ、規則正しい寝息が聞こえてきた。

デュランダル「アレックス、君はもう思い出さなくていい。君を傷つける過去など…」

ナオト「そう、ですね…」

記憶喪失。
ナオトはそのことに、ホッとした。
何より、安堵した。
これで彼が、無意味なことで悩まなくてすむ。
傷付かなくて、苦しまなくてすむ。
彼の未来を、想うのならば尚更だから。
こうしてアスラン・ザラは、アレックス・ディノになった。
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