封印〜
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!!」
トリトハイムは混乱するが、ティアが説明する。
「・・・ダアトにお預けするのが一番いいと思って連れてきました」
トリトハイムは頷く。イオンレプリカはアニスの背中に隠れるようにトリトハイムを見ている。
「分かりました。お預かりしましょう」
アニスがイオンレプリカに優しく話しかける。
「大丈夫だよ。ここの人達はあなたに預言を詠むように強制したりしないから」
「・・・アニスは・・・残らないの?」
「うん。やらなきゃいけないことがあるから」
「大丈夫だって。時々様子を見に来るからさ」
「ところで、彼はなんとお呼びすれば宜しいのでしょうか?イオン様では・・・」
「うーん・・・」
「アニスが名付けてあげたら?アニスになついているもの」
アニスは少し考えて・・・
「・・・フローリアン」
「フローリアン?」
「無垢な者という意味です」
「フローリアン、また来るから。・・・イオン様・・・」
その時、人の気配を感じて振り返った時・・・腹に衝撃が走った。
「サキ、おかえりなさい!」
「ぐふっ!?あ、アリエッタ?」
「うん。アリエッタ、ちゃんと待ってた・・・よ・・・」
アニスがイオンレプリカ・・・フローリアンを見て固まる。
「イオン・・・様・・・?」
「・・・アリエッタ、この子はフローリアンって言うんだ」
「フローリアン・・・」
「君・・・誰?」
フローリアンがアリエッタを見て尋ねる。
「・・・えっ、と・・・ア、アリエッタ・・・」
「アリ、エッタ?」
「そ、しばらくコイツと一緒にいるんだよ」
アニスがそう言うとフローリアンは微笑む。
「よろしくね・・・アリエッタ」
「・・・!う、うん・・・」
「じゃあよろしくな、アリエッタ」
「・・・また行っちゃうの?」
俺は笑ってアリエッタの頭をポンポン叩く。
「またすぐに来るよ。・・・だから、待っててな?」
「・・・わかった。行ってらっしゃい」
・・・アブソーブゲートの次はその真反対にある、ラジエイトゲートの譜陣を閉じる。・・・さあて、行きますか・・・
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