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ヘタリア大帝国
TURN139 銀河の真実その五
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「私達は人間を護ってきた、だが」
「あの連中はかよ」
 田中はイモムシのことを言い顔を顰めさせる。
「あっちの世界の俺達を餌にしてか」
「その通りだ、大怪獣達も操りな」
「で、柴神様達はか」
「連中と戦ってきた、そしてその中でだ」
 柴神は自分のことを話していく。
「この世界に向かう穴、ホワイトホールを密かに見つけた。そこは奴等も知らない場所だった」
「それでこの世界に来られたのですか」
「うむ、人間達の一部を連れてな」
 そうしてだったというのだ、山下に話す。
「この世界に逃れた、今日本と言われる星域に入りそこを拠点として文明を築いていった」
「日本帝国をですか」
「数万年前、連れて来た者の数は数万程度だった」
 そこからはじまったというのだ。
「国家も築いていった、多くの星域に移住させていってだ」
「そして私達も生まれたのですね」
 日本もここでわかった。
「国家達も」
「最初の原始の八国がな」
「そうでしたか」
「そうだったのだ、我々はな」
「ううむ、この世界のルーツはあちらの世界にあってですか」
「数万年のうちに増えたものだ」
 今では二千五百億だ、数万年の間に増えたのである。
「栄えている、しかしその文明を守る為にだ」
「私達は戦わなくてはなりませんね」
「まずはチェリノブに戦力を集結させる」
 そしてだというのだ。
「しかしそれでは不十分だ」
「あちらの世界に行ってですね」
 そしてだとだ、こう言う東郷だった。
「大本をどうにかしないと駄目か」
「ホワイトホールを自由に行き来出来しかも奴等の戦力を難なく撃退出来てだ」
 柴神の注文めいた言葉が続く。
「しかもだ」
「しかも?」
「奴等の女王を倒せる艦艇を開発しなければならない。奴等は女王だけを中心としているのだからな」
「女王というとだ」
 レーティアは柴神の今の話から言った。
「蟻か」
「その通りだ」
「連中は蟻だったのか」
「生態はそのままだ」
 まさに蟻としてだ、女王を頂点としているというのだ。
「女王は代替わりで争い次の女王が立つがな」
「ではその女王がいなくなるとか」
「連中は組織だった動きが出来なくなりだ」
「滅ぼせるか」
「我々もそうしたかったが」
 だが、だとだ。柴神はこのことは苦い声で答えた。
「残念だがな」
「それまでの力がなかったか」
「これまではな」
 そうだったというのだ、あちらの世界にいた頃は。
「しかしこちらの世界では軍事技術が発達した、特にだ」
「私か」
「貴殿の存在が大きい」
 そのレーティアを見ての言葉だ。
「貴殿はこの世界の文明のあらゆる分野を驚異的に発展させる様々な技術を生み出しているがだ」
「軍事においてもか」
「第一世代の艦艇では到
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