第十四話
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藤一誠!人間である貴様が悪魔の問題に首を突っ込むなど!」
「突っ込ませてんのは誰だ?お前らだ……お前たちみたいな未来もなさそうな爺より未来あるソーナ会長の夢を笑うな」
俺はそれだけ言うとレイピアを首元から外す。
「だ、誰か兵藤一誠を抑えろ!」
「へぇ、いいのかい?ここに死体が増えることになるぜ?」
「ぐっ……」
ちらっと俺はソーナ会長を見る。その顔には信じられないといった感情が見える。
後ろの方でも匙が「よく言ってくれた!」とバレないように小さくサムズアップしていた。
「イッセー君……席に戻りたまえ……いくら三英雄の一人といえど庇いきれない事だってあるんだよ?」
「それでも俺は自分のした事を後悔はしない。それが俺だ、サーゼクスさん」
俺はそう言って跳んで自分の席まで戻り、席に座る。
「それで?これで終わったか?」
「いや、最後にもう一つだけある……ソーナ、リアス。レーティングゲームで勝負しないかい?」
……レーティングゲーム?何でだ?
リアス先輩とソーナ会長は目を合わせてぱちくりと訳がわからないという感じだ。
「元々、近日中にリアスのゲームをする予定だった。アザゼルが各勢力のレーティングゲームファンを集めデビュー前の若手の試合を観戦させる名目もあったものだからね。だからこそ、丁度良い。リアスとソーナで実力を試すいい機会だ」
駒王学園同士の対決かよ。リアス先輩は一度息を吐くと、挑戦的な笑みをシトリー先輩に見せる。やる気満々の様だ。シトリー先輩も冷笑を浮かべだした。こっちもやる気全開だ。
そして会合は終わった……。
バシンッ!
今の音が何かわからないだろう。答え、俺がなぜかリアス先輩に叩かれた。
「貴方は馬鹿なの!?どうしてあんな行動を起こしたのよ!」
俺を叩いた後、リアス先輩はそう叫ぶ。
「ムカッとしてやった。後悔はしていない。それに自分たちで夢を語らせといて自分達にとって笑えるような夢にはとことん笑う……そんな屑を殺そうとして何が悪い?」
「だからって!貴方、一歩間違っていたら大変な事が起きたかもしれなかったのよ!?」
「そんな事になっても俺はこの選択を後悔しない。したくない。俺はいつもそうやって生きてきた」
「そう言う事じゃない!貴方は死にたいの!?あの方達が一言言えば上級悪魔の軍隊を出動させる程の力があるのよ!?」
「出来る物ならやってみろってんだ。上級悪魔の軍隊なら俺の実力を知っている悪魔はたくさんいるしその前に自分たちはやらないって言うよ……」
「〜〜〜〜っ!ああ、もう!」
そう言ってリアス先輩は部屋を出て行く。
「イッセーさん、大丈夫ですか!?」
「ああ、大丈夫だ
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