妖精達に日常あれ!
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変えられるのですが」
「あ、そういう事か!常に蛇な訳じゃねーんだな。そっかそっか」
「・・・お聞きしたいのですが、アルカ様が私を呼んだのって・・・」
シュランの言葉に、アルカは不思議そうな表情をした。
が、数秒も経たずに明るく笑う。
「お前の髪が蛇だって聞いたからな。それって面白そうじゃねーか!見てみたくなった」
「・・・それだけ、ですか?」
「おう」
屈託のない笑顔を浮かべるアルカ。
それを聞いたシュランは絶句し・・・思った。
(妖精の尻尾の皆様は・・・行動力がかなりあるようですね・・・)
【ハッピーVSヴィーテルシア?】
「シャルルー!魚いる?」
「いらないわよ!」
もう日常的となったこのやり取り。
魚を抱えたハッピーがシャルルへと駆けていき、シャルルは冷たくあしらう。
毎日の事だというのに、ハッピーは諦めない。
「全く・・・オスネコは・・・」
どこか不機嫌そうに呟くシャルル。
すると、そんな彼女の前にティーカップが置かれた。
「!」
純白に桃色の装飾、持ち手の部分にはピンクのリボンの飾りがついたティーカップ。
中にはシャルルが好きなダージリンティー。
突然出された紅茶にシャルルが視線を上げた。
そこには、狼の耳に尻尾が生えた青年の姿。
「・・・ヴィーテルシア?」
「ああ」
「何で耳と尻尾が生えてるのよ」
「人間の男には変身しにくい。どうしても耳と尻尾が残る」
ふわふわと自分の狼の耳に触れ、ヴィーテルシアが呟く。
「ダージリンティーだ」
「香りで解るわよ。でも、どうして?」
「ウェンディに聞いた・・・お前の好きな物だろう?」
ヴィーテルシアは微笑んだ。
シャルルは無言で目を向け、紅茶を啜る。
(むむむ・・・ヴィーテルシアぁ〜・・・)
ハッピーは密かにライバル心を燃やした。
【天然な青い閃光】
「ティアさん、どうなんですか?」
「は?」
ギルドの一角。
そこでお茶しているのはジュビアとティアの水の女魔導士コンビだ。
好物であるアップルパイを口に運び、その美味しさを噛みしめていた所にジュビアの質問がやってきて、ティアは右手にフォークを持ったまま首を傾げる。
「どうって・・・何が?」
「ナツさんですか?ライアーさんですか?それとも幼馴染だっていうリオンさん?・・・まさか、グレイ様!?」
「・・・話は全く見えてこないんだけど」
飛びすぎているジュビアの言葉にティアは困ったように眉を寄せ、フォークを置く。
改めてジュビアと向き合ったところで、ジュビアが再度言った。
「ティアさ
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