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ハイスクールD×D〜進化する勇気〜
第十三話
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ちでございます。持ってきた荷物は既に運んでおられるので。それでは私たちの後についてきてください」

そしてルドガーさんを先頭にして俺たちはついていく。

そして自分の部屋の前について中に入る。

「うわぁ…………なんでダブルベッド?」

それが部屋に入った時の第一印象だった。それ以外は結構今まで冥界で過ごしてきた部屋と変わらない。

しかし……なぜかベッドがダブルベッド……これはなにか?俺と誰かがここで寝るって事か?

…………いやいや、そんなのはないか。

『相棒。そう言っていると本当に誰かと寝るハメになるぞ?』

言うな、ドライグ。フラグにしか聞こえんから。

『はっはっは。やはり相棒は初心だな』

ドライグ、列車でのやりとりを忘れたか?

『すまなかった!』

よし、わかればいい……しかしとして……

「これはどう解釈すればいいのだろうか……?」

というか、後々サーゼクスさんの所にも顔を出さないといけないだろ、どうせ。

「はぁ……本当、魔王様方はラフだよな……」

俺はそう言ってため息をついた……。



ヴァーリSIDE

「ふわぁ……」

「それでは、私はここで。食堂はすぐそこの角を左に曲がった所にありますので」

そう言ってルドガーさんは部屋を出て行く。

「それにしても……こんな所を一人で使ってもいいのかな?」

目の前にあるのは一人で使うには大きすぎる天蓋付きのベッド。

お風呂とかも一流階級の人間が使うような感じの物だ。

「なんだか……別の世界に来たみたい……」

まあ、別世界なんだけどね。

それはそうと……

「後でイッセー君の部屋を聞いとかないと……」

原則自分の部屋で寝るように言われてるけど寝るまではイッセー君の部屋にいてもいいよね。

「そういえば……ここってセラフォルー・レヴィアタンの家でもあるのよね……」

三大勢力の会議の時にセラフォルーさんがイッセー君に抱きついてた所を見たけど……

もしかしてイッセー君に好意を持ってるとか……いや、あの行為を見るに多分好意を持ってる。

「それじゃ……もしかして一緒に寝ようとする可能性がある……?」

これはセラフォルーさんは要注意人物だね。

目下の所、一番注意するのはアーシアちゃんとセラフォルーさん、ゼノヴィアでしょ。後は……黒歌位かしら?

「絶対にイッセー君のハートを射止めてやるんだから♪」

私はそう再び決意して荷物を整理し食堂へと向かった……。
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