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とある英雄の学園生活
第30話 1年A組の担任
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たので、じゃあ今後も徒歩で登校することになった。

 学園都市は小等部エリア、中等部エリア、高等部エリア、大学エリアと各等部によってエリアに分かれている。
 俺たちは小等部エリアに着くと持っていた地図で自分たちの教室がどこにあるか確認すると、
 どうやら俺たちの教室は小等部エリアの一番奥の校舎の1階にあるみたいだ。
 校舎につくと入口の横にある掲示板に各クラスの地図は表示してあったので、
 自分のクラスを確認し教室に向かった。

 1−Aここが俺たちの教室か
 俺がドアを開こうとすると

 「私がする」

 と言ってアリスがドアを開いた。
 教室に入るとまだ誰もいなかった。
 どうやら一番乗りみたいだ。
 黒板をみると席順が貼られていた。
 窓際の一番後ろが俺たちの席のようだ。
 席についた俺はホームルームが始まるまで寝る予定だったがアリスに邪魔をされたので、
 アリスとたわいのない話をして時間を潰した。

 時間が経つにつれ人が増えてきた。
 主は制服を着ているが護衛騎士は軍服を着ている者もいれば、鎧を着ている者もいる。
 おいおい鎧は無いだろう。
 一部の生徒がアリスを見るものもいれば俺を見て何かを話している者もいる。
 気にせずに無視しておこう。

 予鈴がなると生徒たちは自分の席についた。
 あとは担任がくるだけだ。

 ドアが開き担任が教室に入ってきたのだが、
 入ってきた人物は俺のよく知る人物だった。
 なんで?
 その人物は俺と目が合うとにこやかに微笑んだ。

 「このクラスの担任になりました、ネイ・イチジョウです」 
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